枯れ木も山の賑わい~FINAL STAGE~
※間違っていたので修正しました。寝る前にふと思い出しましたが、HONDA社のスキッドローダーではなく「トヨタ社のスキッドローダー(ジョブサン)」です。失礼いたしました!誠に申し訳ございません。
動かざること山の如し。昨日は倒木に苦しみました。
チェーンブロックも使いにくい位置に倒れていらっしゃるので、吊り上げもしにくい。先の方には足場が無くていけないし、私は花粉症。杉花粉、飛んでました。この木の側にも杉がたくさん。木の枝を手でよけて歩くだけでも花粉は飛翔します。花粉がつらい。なかなか手強いですね。
私は「自己紹介~はじめてのnote~」を書かずにnoteを書き始めてしまったのですが。最初から2番目の記事に、枯れ木のことを少し書きました。
年末に雪が降って、重みで枯れた木が倒れて…みたいな。あの時は、この木1本だったんですね。けっこう大きい木で。しかも倒れ方もなかなかで。チェーンソーで切るには難易度が高いな~、とは思っていました。下手に切ると、木がこちらに倒れて来てしまいますからね。
昨日は曇っていたのですが、雨が降る様子もなく。父と協力して、やってしまおう!と思ったんですね。
無理でした。倒木が想像の倍くらい、増えてました。山に賑わいをもたらす枯れ木たちのうち、6本くらいは折れて倒れていました。
光の加減で写真にうまく収まらないものもあったので、数枚しか撮っておりません。荒れ地が写ります。ご了承ください。
下が岩だったので、しっかり根が張っていなかったんですね。そこまで「枯れ木」という感じでは無かったのですが、よく見ると根っこの一部はもう完全に枯れてダメそうでした。根こそぎいってますね。見えにくいですが、これ、私の太もものあたりの高さまであるんです。
年末には、奥の1本だけだったのに。いつの間にか2本に増えていました。手前の木の先は、別の木に乗っかっていました。別の木の枝もバキバキに折れてました。
奥の木がフェンスをなぎ倒してます。ここには水脈パイプがあって、その上に倒れています。
こういう状態で下手にチェーンソーかけると、水脈パイプを切断しちゃうんです。ポンプアップしてる水脈もあるので、パイプを切断してしまうことでポンプに何かあって流れが変わっても困るんです…。
ジャッキアップしてから切ろうかと思って見てみたのですが、もとの足場がぬかるんでいて猪に荒らされていたのと、折れた枝が下にあってクロスして「かまし」状態になっており、ジャッキがうまくハマらず。
放牧場の整備や牛舎の修理でそれなりに工具を使って来たものの。私ごときの経験と実力ではとても対処できない状態でした。あと、普通に工具が足りませんでした。
父が詰めたのかもしれませんが。なんかもう、いろんな意味ですごいことになっていますね。これ、平面ではないんです。黒いパイプがある方向から向こうは斜面になっています。しかも、けっこう急なんです。
あえてパイプの向こうに倒す形で、パイプの少し先をチェーンソーで切ってもいいのですが、そうすると向こうにある小屋の屋根に向かって木が滑り落ちることになります。先が細いぶん、幹の重さでグルン!!って回って、屋根にメリメリメリ!!ってなったらエライことです。
いけるいける!と思って切ってグルン!!ってなったらいけませんのでね。
屋根が崩壊したら大変です。「ならないでしょ~!」と、父はのんきに言っていましたがね。放牧場の木を動かして、木がグルン!!ってなったことがあるんですよ、私は。
ついでに私も斜面から転がり落ちましたからね。チーズ転がし祭りみたいに。ジャッキー・チェンばりのアクション感でした。負傷はしましたが、骨折はしませんでした。ありがとう、長靴。ありがとう、丈夫な作業着と手袋。ありがとう、骨密度。骨密度120%あります。子どもの頃、いりこ食べ過ぎたのかな。丈夫な骨も、牛の頭突きを受けたときには秒で折れましたけど…。
土だし、崩れているし、枯れ葉や枝で滑るし。チェーンソー持って行けるような場所じゃないので、手でノコをかけるしかないのかも。私が整備していた放牧場もけっこう急斜面でしたが、牛が草を食べてくれていたので、ここまで動きにくいことはありませんでした。牛さん、ありがとう…。
「あ~あ。どうしようもないわ~。」とかブツブツ言いながら山を歩くと、山中にも大量の倒木が。頭上ならまだしも、いつもより近い距離に花粉の存在を感じます。花粉がなければまだ良いのですが。昔から慢性アレルギー性鼻炎持ちなうえに花粉症の私にとって山の中は、もはやFINAL STAGEでしたね。息するのも苦しい、みたいなね。
父がけっこう片付けたんですよ、これでも。水脈ポンプの上に乗っていたものは引き上げたりとか。しかし、それを上回るペースで倒れてくるんです。
木を切るのが大好きなおじさんがおられるので、その方に頼もうという話になりました。薪を作るのが大好きなおじさんがいるんです。
私が木の上をゴソゴソしている間、ずっと猫が鳴いていました。考え事をしながらウロウロしていたので、ヒマで遊んでいるように見えたのかもしれません。
近所のお婆ちゃんが、通販でブルブルしながら枝を切れる高枝切り鋏みたいなやつを買ったそうで。以前、別の木で少し使わせてもらったのですが、このレベルの太さの木の枝はさすがに無理でした。
バババババ!!と豪快な音はしていましたが、木が微妙に削れて私の腕のほうがブルブルして終わりました。刃こぼれするのでやめました。二の腕がちょっと痩せたかもしれん。やっぱりチェーンソー一択ですね。
工具も重機も馬力があるのが好きで。トヨタ社のスキッドローダー(ジョブサン)も良いのですが、私はニューホランド派です。ニューホランドのほうがタイヤと車体の間隔が広く馬力があるので、牛舎のバーク入れや畑への堆肥撒きなど足場の悪い場所でハマってもなんとか脱出できました。
トヨタ社のものは動きが滑らかで操作がしやすく、アームを動かすときのエアーの流れも良くて運転がしやすいので、下がフラットならトヨタ社のジョブサンでも大丈夫なのですが。
ガタガタした農地や敷料が大量に入った分娩房(牛の)などはハマりやすいので、フルアクセルで思いっきりふかしてハンドル切らないと出られないんです。下手にじっとすると、車体の重さでどんどん沈んでいきます。
完全に身動きが取れなくなると、誰かに手伝ってもらってフォークリフトや別の重機で引っ張っらないと出られなくなってしまいますので、1人で作業することが多かった私にはニューホランドの馬力が強い味方でしたね。
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乗るの最高に楽しいです。タイヤショベル(ホイールローダー)はフォークリフト的な感じですが、スキッドローダーは両手両足を使って操作するし、ブレーキペダルがないので楽しいです。
左右両方のハンドルを両方同時に前に倒せば前進、両方同時に後ろに倒せばバック&ブレーキ。左を固定で右だけ倒せば右旋回、逆は左旋回。
右足と左足は、アクセルとブレーキではなく「アーム」の操作で、片方を踏み込むと「アーム」が上昇、片方を踏み込むと降りてくる(だったと思います。スキッドローダーは3年くらい乗ってません)。
バケットはハンドルを横に倒すと動くので、中のものをこぼさないようにダンプに積み込むときには両手両足を駆使しなくてはなりません。特に私の場合「牛の💩」を積んでいるわけですからね。絶対にこぼせません。何回かこぼしたけど。
横転したこともありますが、スキッドローダーだったので大丈夫でした。ニューホランド大好きです。ファンです。もういっぱいグリス貢いじゃう。油差すの、私にやらせてください!みたいなね。
重機の運転は楽しいですが、個人的に1番楽しいのはスキッドローダーですかね~。両手両足使うし、アームが上昇していると視界が悪くなり危険も多いですが、難しいぶん慣れると面白いし飽きないです。
ダンプは5トンが1番楽しい。2トンは小回りが効きますが、5トンくらいが重さもあって安定するし、積載量も多いし視界も良いし。10トンは大きすぎて怖いです。
私は身長165センチなのですが、ダンプによっては座席の高さがちょっと調整しにくいので運転が大変でした。でも、ダンプアップした後の軽い車体がスッキリして爽快なんですよね~。見晴らしも良いし、ドライブデートするならダンプで行こうよ!運転するから!って言いたいくらいですね。
全然関係ない話ですみません。Figmaはどうなったんだよって話ですよね。今から頑張って作ります。
「枯れ木も山の賑わい」どころか、倒木と花粉で賑わっていました。風が吹くたびに木から粉みたいに花粉がサーッ…って。見ただけで苦しい。見るだけで目が痒い。花粉症の薬飲みましたが、あんまり効きません。吸い過ぎたんでしょうか。
薪作り大好きなおじさん。あとはよろしくお願いいたします。
ここまで読んでくださってありがとうございました!