K-POPのタイポグラフィ
音楽性だけでなく、K-POPのグラフィックの完成度に魅せられている。単なるアイドルのビジュアル写真だけでなく、タイポグラフィの使い方がキマっている作品には惚れ惚れする。
BLACKPINK
昨年リリースされたBLACKPINKの「How you like that」。長体のかかったローマン体(How / that)と中世ドイツ風のブラック体(you like)を組み合わせている。バッチバチのネオンカラーを使ったスタイリングと照明なのに、古典的なフォントで押さえていて緊張感が生まれている。アジアだけでなく欧米まで人気を広げる、彼女たちの”時代の女王”感が存分に表現されている。カッケェ…
ITZY
ITZYのグラフィックは毎回凝っている。特に「NOT SHY」。何このフォント??不協和音みたいに不安定なのに重量感がある。オリジナルで作ったのかと思いきや、フランスのデザイン事務所が作ったフォント「Canopee」。うちの会社で使う機会があるのか分からないけどほしいです。80ユーロもするけど。経費で買いたい。
EXO
EXOは作品ごとにロゴが変わる。そんなんアリかよ!グループごとの世界観がしっかりしているSMだからこそできる離れ業かもしれない。特にObsessionがダーク&セクシーで好きです…
aespa
同じくSMから昨年11月にデビューしたばかりのaespa。メンバーはデジタルな世界でそれぞれアバターを持っている設定だそうで、ちょっとまだコンセプトを理解しきれてないけれど、突き抜けていてカッコイイ。デビュー曲タイトルの意味、「死に至る猛毒のヘビ」だからね。ロゴは日本のグラフィックデザイナー・guccimazeを彷彿とさせるテクスチャで、しなやかなヒップホップみ(?)を感じる。
私が言及するまでもなく、韓国は映画といい、K-POPといい文化水準がどんどん上がっている。市場規模の狭い国内とインターネットの発達という掛け合わせがここまでクリエイティブを育てたのは間違いない。というかこのnoteを書くためにディグっていたら、想像以上に奥が深くて匙を投げた次第だ。次はIZ*ONEを取り上げて日韓アイドルの比較でもしてみようかな。
あー…韓国行きたい。
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