しんどい時に聴く歌の詞をレタリングしてみた。

2020年10月13日 12:08

社会人1年目でこんなご時世、プライベートでも色々あって正直メンタルがキツい。

3回連続、noteでネガティブなことしか書いていない気がするが、ダウナー気味なので仕方ない。

私は心がしんどいとき、気に入った歌詞の歌を聴いてひとり枕を濡らす。小さく声を上げながら涙を流すと、スッキリすることが多いからだ。

このエッセイ連載は手描き文字について書いているので、私の好きなJ-POPの歌詞を引用して描いてみる。

アウフヘーベン / Mrs. GREEN APPLE

大丈夫　心配無いよ。
大勢が傷つくだけ

「心配ないよ」と「大勢が傷つく」。どうやったらその組み合わせが思いつくのか…。このフレーズを聴くたびにゾワっと鳥肌が立つ。

アウフヘーベンとは哲学用語で、

・あるものをそのものとしては否定するが、契機として保存し、より高い段階で生かすこと。
・矛盾する諸要素を、対立と闘争の過程を通じて発展的に統一すること。
（Wikipedia より）

という意味らしい。

傷つきたくないけれど、傷ついた先にしか分からないことは確かにある。

誰も教えられない　誰かになろうとキミはしているから
自分を信じて

中田ヤスタカの書く歌詞は本当に鋭い。恋愛ソングは10代の女の子が乗り移っているのかと思うし、この曲は夢を追う人を絶妙な角度で支えてくれる。

何なんだ！トラックメイカーやDJの才能だけじゃないのか中田ヤスタカ！！て、天才に励まされても全然嬉しくなんかないんだから！！

君が優しい人だって知ってるよ
だからこそ傷ついていることも

初めてこの曲をTVで聴いたとき、ボロボロ泣いた。自分でも引くほど。この曲は全編通して良すぎるので、引用部分を決めるのが難しかった。

頑張っていることを認めて、そんなあなたは美しいと言ってくれる歌だ。つらいときは、自分を肯定されることに救われる。

余談だが、最近まったく同じことを母親に言われてまたボロ泣きした。高校3年生くらいから涙腺が本当にゆるい。

高めの崖を前にほら嘆く
誰かの力借りりゃ楽なのに

orionというシングルのカップリング曲。軽やかで楽しげなメロディとリズムなのに、歌詞が結構グサっとくる。

私にはクリエイターを象徴する歌に聞こえてならない。自分の首を絞めるとわかりつつ、つい上へ上へ登ろうとしてしまう人の歌だと思う。

悲しい話はもうたくさん
飯食って笑って寝よう

……そうだよ！落ち込んで泣くのもいいけど、飯食って笑って寝るのが一番！寝たら大抵のことはどうでもよくなる！気分が沈んだら寝る！はい寝よう！

あ〜〜〜スッキリした。

音楽聴いて泣いたら、どうでもよくなってきた。

歌っていいな。

音楽であり詩でもあるんだよ。
もうそれだけで総合芸術じゃん。

詞の一部を書き出すのは、なんだか写経みたいで
言葉をより理解できるような気がしてくる。

私は毎日、移動中も作業中も音楽を聞いている。
ボーっと窓の外を眺めながら。PCの前でせわしなく手を動かしながら。

最近はライブにも行けていないので、特にながら聞きが多いけれど
歌詞を読みながら、じっくり聴くのもやっぱり良い。

音楽関係のお仕事したいな。

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