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発病と原因不明3

数日後の駅前の商店街を歩きながら、クリニックへ入って行った。


「家族へは、簡単に説明をしたので、1週間の24時間心電図の追加検査をお願いします。」

先生から「何時も変わらない生活で問題ありませんよ。電極貼るので入浴やシャワーには注意するくらいで、剥がれたら直ぐ来てください。測定中に胸痛があった場合は、このボタンを押してください。」と説明を聞き、処置室で機器の取り付けをした。


帰ると、変わらない彼女と子供に迎えられ、自然と笑顔が零れる。

着替える時に、体に付けた電極見て少し暗い顔をする彼女に、「いつもと変わらないままで良いって。」少しでも安心して変わらない生活をしようと彼女の肩を抱き寄せて膝の上に子供を乗せて寝るまでの時間を過ごした。


2日、3日と過ぎていく中で、胸が痛い時にこっそりとボタンを押しては、治まるまでの時間が長く感じる。

時には、体を抱き合ってわたしは、「大丈夫だよ」と自分に言い聞かせる様に、彼女と交わす言葉。


日曜日、明日で終わりだと思っていた時、胸痛のせいか、冷や汗が止まらない。

彼女が横になっているわたしの側に座り込む?

わたしの顔色が真青になっている様だ、彼女から言われて頬から流れている雫に、「あー、びっくりした。ちょっとチクッてしたよ。」

出来る限りの笑顔を彼女へ向けて、子供を抱き上げ指で雫を拭う。

(彼女は、ずっと心配してたんだな。情けない想いと言う事を聞かない体に苛立ちを感じた。)