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三条市eスポーツプロジェクト
今年度、三条市が実施した新しい事業の一つでもある「eスポーツを活用した高齢者介護予防及び多世代等交流事業」のご紹介です。
【関連記事等】
上田副市長の肝いりで三条市eスポーツプロジェクト始動 (kenoh.com)
【三条市eスポーツプロジェクトが始動】新潟県三条市で。経産省時代にeスポーツを推進した上田副市長の肝いりで (youtube.com)
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eスポーツには様々な可能性や意義があるところですが、大きく分けて2つの側面があり、1つはその競技性です。
この7月にもサウジアラビアでeスポーツワールドカップがあり、その賞金は90億円と発表されているところですが、たんなるゲームの側面のみならず、世界中で競われるような競技そのものに繋がっているということ。
また、周辺市場・産業への経済効果が見込まれる他、経済効果を超えて、様々な社会的意義を内包しています。
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また、三条市では新たにeスポーツのスター選手が誕生しており、昨年11月に鹿児島県で開かれた「全国都道府県対抗eスポーツ選手権 2023 KAGOSHIMA大会」のぷよぷよ一般の部で準優勝した選手が新潟県知事を表敬訪問されました。
三条市においてもeスポーツの機運が盛り上がってきていると感じます。
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もう1つは、人種や性別、年齢を超えて、誰もが楽しめてプレイすることができるというユニバーサル社会を実現できるという側面であり、三条市で実施する本事業においても、この側面にフォーカスをして、地域の課題を解決していくというコンセプトになります。
全国の共通課題となっている高齢化率については、三条市でも高齢化率が33.6%で、全国平均よりも高くなっております。
加えて、一人暮らしの高齢者のみ世帯の推移及び見込みについても増加傾向にあり、このまま放置していれば、病気ではないものの、筋力の低下や社会的な繋がりが断絶されることで、要介護になりやすい「フレイル」と呼ばれる状態に陥ってしまうことが懸念されます。
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そこで、三条市では今年度から高齢世代になじみの薄いeスポーツを導入することで、介護予防やフレイル予防効果の検証を進めていくわけですが、事業評価ポイントについては、
➀楽しく取り組めるか
➁多世代を巻き込めるか
③効果を可視化できるか
の3点とし、高齢世代の自助・互助の流しだけに留まらず、医学的エビデンスの創出や新しいまちづくりを視野に実施します。
また、eスポーツについては、特に若年層に馴染みがあることから、三条市立大学の学生(eスポーツサークル)にもボランティアスタッフとして入ってもらい、事業のサポートを担っていただきます。高齢世代と大学生がeスポーツを通じて交流を図るという多世代交流の創出やユニバーサル社会の実現を通じて、フレイルという三条市の社会課題の解決やスポーツへの興味関心の向上や外出機会の創出に繋げていきたいと思います。
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以上三条市のeスポーツ事業概要をご説明しましたが、多くの自治体さんでも同様の取組を進めているものと承知しております。
これを機にぜひ意見交換もさせていただければと思います。
最後まで読んでいただき有難うございました。
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