電子書籍を買う時に
今回は特にテーマもなく、電子書籍を「買う」時に気を付けていること、地味に困ることなどについて書いていきます。
ワタシは基本的にガチに近いレベルの電書派なので、紙本よりも圧倒的に電子書籍を買っています。自分が電子書籍を配信しているので、自分がデータを作る時にどうするかのデータを得ることにもなります。何かやりたいなら人柱になるのは必須です。
ただし、比較的電子書籍購入率の高いワタシもあれこれ困ることがまだまだよくあります。そのへんについての話題です。
ほとんどPCで作業していて、移動中、出先以外では電子書籍を読むのもほとんどはPCアプリで行っているワタシが電子書籍リーダーとして一番気に入っているのはkoboです。特にリフロー型(テキストデータの表示をしている本ですね)の場合、個人的にはkoboが一番使い勝手がいいです。Kindleはスマホや実機では綺麗に表示されますし、星海社の本のように専用フォントがある電書もありますが、PCアプリはそこまでではありません。そこまで力を入れていないのでしょう。なのでリフロー型の本を買う時には何としてでもkoboで買いたいのが本音です。
でも、電子書籍がリリースされている本でも、中小の出版社からリリースされている電子書籍にはKindle専売の本が割とあります。KDPはKindle専売だと料率が倍なので、ビジネス書などの「販売は9割がKindle」というジャンルだと専売の方がいいだろうというのは見識でもありますし、多くのオンライン書店に対応するのは難しい出版社も多いせいだろうと思います。
koboで本を探したものの電子書籍はなく、Kindleで探したら当然のように存在した時のがっかり感はすっかりお馴染みになりました。
「でも、漫画だったらどこでもあるやろ?」とお思いかもしれませんが、そうでもなかったりします。特に大御所作家さんの旧作はebookjapanの専売になっているものが結構あります。「あの本電書化しないなー、何でかなー」と思っていたら、当然のようにebookjapanにあったりするパターン、割とあります。(ちなみにebookjapanはPCアプリがあり、リフロー型の本は他社で買うので何作か漫画は買っています)
どうもebookjapan専売の作品は地味に多いです。
ワタシはささやななえこ先生のホラー漫画が好きなのですが、『たたらの辻に…』『化粧曼荼羅』が特に好きで『たたらの辻に…』は角川ホラー文庫版も検討したのですが、漫画作品なのに表紙に絵がないのも微妙だなと思い購入しませんでしたが、数年後にebookjapanでは小学館時代の表紙のまま電書化されていてそちらを買いました。(ただ、単行本では同時収録だった短編『空ほ石の…』が収録されておらず、めちゃくちゃ不満があります。あちらもガチで名作です)
あとは個人制作、同人誌の電書の場合、Kindle専売やBOOK☆WALKER専売も割とあります。「あのオンライン書店にしかない」パターンは例外でも何でもないんです。
専売でなかったとしても、Kindleとあと一社か二社みたいな売り方のパターンもあります。
ワタシの場合は「自分の個人電書をリリースできる」「PCアプリがある(PCではブラウザ読みになっていない)」が優先でショップを決めているのでこうなっていますが、「女性向け作品に強い」とか「アダルトシーンの消しが薄い」などの条件でショップを探している人も多いと思います。
まずは特定作品の電書があるかどうかを探す時には「買う予定のショップ、Kindleと両方探す」のが大事です。ただしKindleのみにあったとしても「じゃKindleで買うかー」と安易に判断すると地味によろしくないです。
必ずしも同じタイミングで各オンライン書店で販売を始める訳ではありません。Kindleだけ一ヶ月くらい早いなどの販売日の差があったりします。ラノベの場合BOOK☆WALKERのみ早いパターンもあります。
他にも漫画やラノベなどは「特定のオンライン書店限定」のおまけページなどが用意されているパターンもあります。特典が多いジャンルの場合、そちらも確認した方がいいかもしれません。
こういう特典情報をまとめたサイトもあります。
あとは好きな一部の作家さんの本だけでも、公式のページを一度見ておいた方がいいと思います。少数のオンライン書店のみの対応になっていたり、いくつかの特典で好きなのを選べたりするのでおすすめです。
ちなみにアダルト作品の消しの薄いかどうかについては、その作品自体ではなく会社の傾向の可能性が高いので、買う前にいくつかの会社の傾向をチェックした方がいいかもしれません。(ただ、アダルト系についてはApple BooksやGoogle storeなどのスマートフォン関係だと規制が厳しいだろうと思います)個人的にはこちらには詳しくないので、詳しいところを調べてみてください。
今後は「自分の好きな本が電書化されているか」についてのデータをおいておく記事をいずれ作ろうと思います。