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性癖学:おっぱいサイズ学〜とんでもなくおっきいおっぱい編①〜

暫く振りの執筆である。


本日は、性癖学の中でも特に代表的な分野であるおっぱいサイズ学において、その極限とも言える「とんでもなくおっきいおっぱい」に焦点を当てて論じていきたい。
久々の執筆というのもあり筆が乗ってしまい、少し長くなってしまったのはご容赦いただきたい。


性癖学においては「大きい」の定義自体がそれぞれの主観がやはり大きいところではあるが、まずは、「とんでもなくおっきい」の定義から始めよう。

おっきいおっぱい編ではいわゆる巨乳や爆乳などを扱ったが、ここでは所謂
「超乳」というものにフォーカスを当てていく。


超乳、という名付けから分かるように、乳房を超越したもの、つまり現実ではありえないほど大きいサイズと言えるものを超乳と呼ぶ。

では現実ではありえないほど大きいサイズ、とはどの程度なのか。


アングラサイトで超乳、gigantic breastsと検索してみると分かるが、
胸のふくらみがへそより下にまで到達しているような到底立っているのが不思議なほどのキャラクターや、

直立しているにもかかわらず乳房そのものが地面に着いていたり、重さで動けなかったり、もはや異形と言って差し支えないほどの造形のキャラクターが散見されるであろう。


後者については、通常の体形のキャラクターが何かしらの要因によって胸や尻などの女体の特徴的な部分のみが後天的に肥大化しているケースという場合が非常に多い。
こちらは「膨乳」と言われる別のジャンルになる。性癖として共通する部分もあるのでここで軽く触れておくが、また別のタイミングで考察を深めたい。


どちらにせよ、歩くなどの基本行動に多大なる支障が出る、物理法則を無視している、見た目上身体と同等かそれ以上のサイズであるなど、生物的欠陥ともいえるサイズのものが「超乳」と呼ばれている。


その特質上、三次元のリアリティのあるイラストやコスプレなどでは一切見られない、所謂特殊性癖と呼んで差し支えないものになっているが、これが特殊性癖として確固たる地位を気付いている理由は何なのだろうか。


普通に考えて、そのサイズに現実で出会うことはない。似たようなサイズに出会うこともない。だからこそ「超越している乳」なのだ。
男性の目から見たら、想像するのも自己を投影するのも難しい。
最初からついていないのだから、それが大きくなったらという考えにも至りづらい。女体化願望などとも遠い位置にある性癖のように思える。



では、世の男性は実際にはありえないぐらいの巨大な乳に、いったい何を求めているのであろうか。


現実ではありえない大きさのもの、という考えで進めると答えらしきものにはたどり着かないように思う。逆のアプローチが必要だ。


筆者が思うには、とんでもなく大きいのがいい、のではない。自分の方が小さいのがいいのだと考えるのが正解のように思うのだ。


つまり自分が小さい頃に見上げた、包容力のある年上女性のおっぱいや、
自分よりもずっと大きく立体的な肉体に感じた、えもいわれぬ女性の魅力。まだ性欲を性欲だと理解していない時分に包まれた柔らかさや温かさ、
自分よりも巨大な存在に守られるような安心感。
そういう感情をもとにしていると考えるとしっくりくる。

つまりは「おねしょた」に対して感じるものに近い感情なのではないか。筆者はそう考えるのだ。


「おねしょた」は、男性キャラが少年、所謂「ショタ」であり、それを年上の女性がリードする形で性行為などに及ぶもので、そこには基本的に明確な体格差がある。
そのショタ目線で考えた時、成人男性が「おっきいおっぱい」だと感じるおっぱいを目の前にしたとき、どう感じるか。自明である。


つまり、元から「超越的に大きい乳」を求めているわけではなく、
小さい自分から見て「相対的に巨大な乳」に魅力を感じているのである。


乳を目の前にしたときに、視界が埋め尽くさんばかりの大きさであることに対して興奮する性癖が「超乳」である、というのが正しいかもしれない。

さらに、「超乳」のイラストを見ていると多くあるのが、そこに埋もれるように顔を、体を突っ込む男性キャラクターの姿である。
つまりは、自分の精神が大人になっていることを認識しながらも、
母親であったり年上女性であったりの包容力に包まれてしまいたい、
絶大な体格差のままになすがままになりたいといったマゾヒズムがあるのではないか。
筆者はそう考えるのである。


この仮説が正しいとすると、超乳と一番相性がいいのは「年齢退行」かもしれない。
成人男性キャラクターが所謂「ショタ」になってしまい、年上女性に蹂躙される、といった方向性と噛み合うように思われる。


この考えが正しいとすると、「巨女」というジャンルが根強くある程度の地位を保っているのも同じ要因と考えられる。


長くなったので、いったんここで区切ろう。
続きはまた次回。

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