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2017年アナトミートレイン解剖⑦
このブログをここまで読んで頂いた方、ありがとうございます。
そして、この機会に考えてみて下さい。あなたはあなたの体を提供できるか?家族の同意は得られるか?当たり前だが、人体解剖は亡くなった誰かの体で勉強させて頂く行為。
また勉強したいと思うが、それはまた誰か別の方の体を扱わせて頂く行為。気軽な行為ではない。献体御自身、献体の家族の理解なしにはありえない。
私も2度目ではあるが、最初に献体を目の当たりにする瞬間は普段は感じ得ない緊張感がある。
今回は始まる前に献体を目の前にし、泣きだす方がおり、また、終えてからも感謝で涙する方もいた。トーマスマイヤーズも昨年秋に母を亡くしたばかりで、普段ほど冷静ではないと言っていた。
人の体にメスを入れる行為は普通ではない。参加者はみな普通ではない特別な行為を、緊張しながら、しかし、確かな目的を持って参加し、自分の携わるクライアントやお客様に良いものを提供するために時間とお金を投資している。
人体解剖は、死を目の当たりにし、人生を考えながら人間の体の複雑さと神秘さを学ぶ特殊な時間でした。
昨年は帰ってあまりに疲労が残ったので、今回は1日リフレッシュ時間を設けてセドナに向かった。
最初にベルロックに登りながら、気持ちが穏やかになる感覚を得ながら移動を繰り返し、近辺の山々を登りながら一緒に廻ったメンバーと静かな時間を過ごすことができた。
死を間近に感じる時間から一変して、あまりの自然の凄さに、生かされてる不思議な感覚があった。
教会があったり、アパッチ族の聖地があったりと特別な場所であり、不思議なことがあってもおかしくないような場所でした。
人体の不思議から地球の大きさを感じる、興味深く意味のあるアメリカ滞在の一週間でした。