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解剖学の学び アメリカへ④ 解体3日
滞在4日目、解剖3日目。
睡眠時間は少ないが、体調は良し。何故かと考えてみれば通常のレッスンのようなストレスがないからかもしれない。プールに入ったり、移動を繰り返す毎日よりは体のストレスは少ないように感じる。
起床後すぐにジョギング。
毎日快晴。雲が少なくビックリするすごしやすさ。
いつものようにミーティングからスタート。運動で使っている筋繊維と使われてない筋繊維のcrimpという顕微鏡レベルでしか見えないことなどをカバーしてもらう。
どんどん解剖が進むにつれて、つながりは薄くなるが、腹腔内の各膜がどのよう発達しつながっているかを理解。
全員で軽く体を動かしながら動きの確認をしてラボへ出発。
ラボの横は石の販売をしている普通の店だと気付き驚く。知らない人が見ても、中でこのようなこどがされているとはわからないだろうね。
さすがに3日目になると、最初は手慣れた感じで準備が進む。前日に開いた脇の筋肉を広げていき、腹部の筋肉を削いでいく。その後横隔膜を残す形で、肋骨をカット。肺が見えるがまた心臓は膜で見えない。思いの他、肺は上のほうにある。後で聞くと肺は横から見て4割が前、6割は後ろに広がるとのこと、姿勢により圧迫のされ方が変わる。
ランチはラボの前に来てもらったトラックで久しぶりのジャンクフード。フライドポテトなんかいつぶりだろ?まぁ、アメリカと言えばバーガーは外せないか。
休憩後、担当している献体の首の腫瘍を片側切除し、反対側を頑張ってみるが、どうやら心臓までつながっているようで、いまの段階で切除は難しい。
帰りにバスが店に寄ってくれたので買出し。ホテルに着くとすぐにランニング。今回も半分が終了。現時点で、来てよかったと実感。体って改めてすごいと感じる。