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2017年アナトミートレイン解剖⑤

二度寝がうまくいき、合計8時間の睡眠を十分にとることができた。それでも4時起き。
残り物を挟み込んだサンドイッチとオレンジジュースで食事を取り、雨☔️が降らないうちにジョギング。昨日同様、ロビーのソファーで読書しながら、コーヒーを飲んで時間を潰す。ただコーヒーは注文を間違えて、かなりのビックサイズ( ゚д゚)朝からそんなに飲めない。

ミーティングルームに集まる人が増え始めたので、コーヒーを持って移動。コーヒーはなんとかミーティング中に消化。

ミーティング内容は、わかりやすく言えば人間が人間になる最初の段階かな

どうやって背骨や体組織が形成されるかっていうこと。
後は昨日同様、映像でDNAの螺旋から、染色体までの流れでした。こちらも昨年みた映像でYouTubeでも観られます。
https://m.youtube.com/watch?v=WFCvkkDSfIU

こんな世界がミクロな世界で、絶えず行われていることに驚きます。
私たちは子供の頃の私と今の私は実は別物。DNAや私という記憶は確かに存在するが、毎秒毎瞬、体の中で科学的な反応が起こり、似てはいるが環境に合わせて違う自分を作り上げています。
それを教えてくれる映像かもしれません。

ミーティングが終わり、いつも通りになったバスに乗りラボへ。雨は思いの他、小降りで良し。

内臓が出ているため一番強烈な臭いがでる今日は、参加者のみなさん念入りにマスクに香料をつけて二重に重ねていた。

朝から内臓を切り出すグループと肋骨を切り分けるため肩周りの組織を外すグループの二つのグループに別れて作業。

水泳指導のコーチがメインの立場からすれば、呼吸時動く頭骸骨から胸腔内や心臓を包む心筋膜、横隔膜、さらに骨盤底までのつながりを確認したい、いわばクライマックス。

『おーっ、こういう感じで関連があり、顎の位置だけでもこれだけ変わるものか』と、つながりに感動。

他のグループでは、気道に穴🕳をあけ、ストローで肺に空気を送りこんでいた。これがまた興味深く、水泳中🏊、息をした場合のバランスの取り方に新しい考えが加わった。これもかなりこれからの指導に影響を与えそう。

内臓を取り終えた場面では、大腰筋がスムーズに動くためには骨盤の広がりや角度がどれだけ重要かと知らされる。臓器には正直あまり興味がなかったが、やはり無視できない理由が理解できただけでもありがたい。
各テーブルの献体を比較しながら、なるべく情報を集める。当たり前だか、スポーツの指導者は理学療法士やボディワークのような体のプロと情報を得るプロセスやボリュームが全く異なる。

スポーツの技術指導は、身体コントロールがスムーズであるからこそ生きるため、技術や戦略ばかりを教えても意味がない。

身体の可動性→身体コントロール→技術という流れは間違いない。しかし、スポーツ指導の現場では技術ばかり教えたがるし、選手も技術や速攻性のあるものを習いたがる。

しかし、ベースである体の構造は個人個人で異なり、体の可動性も違うと言うことは、技術も違うということである。
それを再確認させて頂いた。

今日、トーマスマイヤーズが『迷っている者が答えを求めて、違う分野に答えを求めると、さらに高い次元で迷う』という話をしていたが、異分野の交流を経てさらに高い次元の問題を解決することの大事さを考えさせられた。
明日で終わりだか、自分の観たい部分は正直にいうと終了した。明日の解剖も意味はあるだろうが、今の自分的には価値は低い。しかし、日本から『体のプロ』が集まり、情報交換を重ねながらレベルを上げていく最後の時間を有意義に過ごしたい。

なんとなく興奮した1日の後の買い出しは、残り2日しかないのに、買いすぎてしまった(^^;;




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