いつ決めた?あなたの標準
最近、常識を超えてみようといろいろチャレンジ中。教えている人間が守りに入っていくと教えられる側も成長しないだろうとも思いながら。
水泳教室をいろんな場所で、いろんなレベルをサポートさせていただいてますが、明らかにメンタルが影響していることを実感します。たとえば、大人のコースで50mのビート板キックをしてもらうとここ1年くらいは6本を1分30秒でまわってもらっています。たまに4本に減らすとえらく喜ばれて、8本にするとブーイングになります。しかし、2年位前まで4本1分40秒でまわっていてそれが多いと言われていました。上達したのではなくこれは明らかにメンタルの問題です。この『50m×6本 1分30秒』 が標準というレベルはそもそもそこで活動している人が、与えられて慣れてしまった標準です。
ほかで教えている子供は小学生『50m×8本 1分から1分10秒』が標準です。高校生だと50秒サイクルくらいが標準でしょうか?
以前他のクラブの代行レッスンで入った大人の教室では、かなり泳力が高いのに50m×2本でブーイングをあびました。普段は25mで練習しているようです。
ようはいつのまにか勝手に作られた標準にみんな勝手に合わせて、辛さすら思い込みで辛いと感じていることが多く存在します。 いったいいつこの距離でこのサイクルと決めたのでしょうか?同じ練習を繰り返していれば、体力的にも技術的にも上達しているはずなのに、いつまで同じ練習をしているのでしょうか?
ほかにも陸上トレーニングで以前フィットネスバーを使用しトレーニングしていました。
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これは2キロから5キロまであり、5人のレッスンで5本をまわしていたのですが、最初はみんな2キロの取り合いです。反対に5キロのなすりあいです。5キロは辛い、私には適正ではないと文句を言っていました。しかし、道具とシステムを変えて今はDVRTサンドバックをつかっているのですが
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最低が5キロで重いものは12~25キロを使ったりしています。平気で、今までの倍のものを振り回しながら扱っています。ようは標準値がどこにあるかで、フィットネスバーの場合2~5キロなので3キロがおそらく平均ですが、サンドバックで少しトレーニングに慣れてくると、感覚的に5キロは軽いと言い始めます。
勝手に出来上がった標準値がその人の考え方のレベルまで固定しまっているいい例ではないでしょうか?
自分自身にも当てはまるが、自分のことはわかりづらいので、とりあえず1日のノルマ、1週間のノルマを増やすことにしてみました。新しいことに目を向ける、チャレンジしてみる。
まずは読書量はいままでの4倍。ブログの更新はたまに行っていたのを毎日、音楽は好きなジャンルだけではなくクラシックやジャズも聞いてみる。という簡単にできる自分のいままでの標準値を超えることにしてみました。
また、泳ぐ時間を取れないので、ジョギングしていたのですが、コースを『時間がない時のAコース』、『気持ちが乗らない時のBコース』、『時間と気力が充実している時のCコース』と分けて走っていたのですが、よく考えてみたら慣れもありいつもCコースを走っていていつの間にかそこが標準になっていました。そこで昨夜Cコースを超えてかなり遠くまで走ってみましたが、自分の中の常識を超えた感があり充実感を得ることができました。
さらに最近ハマっているamazonのaudible(書籍を音読してくれるアプリ)ですが、音読速度を最大3倍まで速くすることが出来ます。少しずつ速くしていき今は2.5倍速で聞き取れるようになりました。今では普通の会話がのんびりしすぎて退屈です。今まで、どれほどのんきに時間を過ごしていたのかと自分自身の勝手に作り上げてしまっていた標準を理解することもできました。
人間はこのようにどこかで作り上げた標準を持っています。やさしく言い換えれば、私の当たり前ですね。当たり前のレベルを上げなければ、上達は見えてこない。
『標準を引きあげる』やってみるとおもしろいです。
私は泳げないと思っている人、気のせいです。全員泳げます。
手順をしっかり踏み、水につかることから始めましょう。
夏目前。 高知発web水泳教室