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解剖学の学び アメリカへ③ 解体2日目

時差ボケが全く治らないまま夜中に起床し、リズムをつかめないまま2日目突入。
朝軽くジョギングし、疲労を誤魔化しながらスタート。2日目もミーティングからスタート。初日の解剖の流れと今日の日程と目標を確認。そしてアナトミートレインと組織の顕微鏡レベルの情報を得て終了。

そのままラボへ。

初日に背臥位で処理した献体をひっくり返し、伏臥位で処理の続き。かなり癒着が進んでいる献体で、三頭筋など、生前使われていない組織の分かれ目が難しい状態。
個人的には水泳指導でよく使う大胸筋から肩甲骨につながる動きを観察。人により動きの異なる理由がよくわかる。
また自分が思っていた以上に皮膚組織が動きに与える影響が多いと実感。水泳は特に水の摩擦抵抗をうけるため、表面の組織にはしばらく意識を持って指導したい。
次に献体を背臥位に戻し、腹斜筋を三層にしっかりわけて剝ぎ取っていく。トッドが作業するといとも簡単にやってのけるが、反対側を自分達で行うと苦戦。あまりに薄いので、非常にわかり辛い。
そして最終、腹膜を両サイド切って内臓が見える状態で本日終了。

ホテルに到着後すぐにジョギングし、凝り固まった体をほぐす。近辺は会社が多く、会社のまわりを芝生が囲っていてスプリンクラーが回っていることが印象的。日本であまり見ないし。

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