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自分も、子供も、みんなを救う魔法の一言

「だいじょうぶ」。
この言葉にどれだけ救われたことだろう。

仕事でミスをして自信を失ったとき、数字が伸びずに心が折れそうになったとき。
そんなとき、上司の「大丈夫だろ」というたった一言で、私は何度立ち直れたかわかりません。

根拠なんていらないんです。ただ「だいじょうぶ」と言われると、不思議と「あ、なんか大丈夫かも」と思えてしまう。言葉が持つ力の不思議さを、改めて実感します。

そしてこの「だいじょうぶ」という言葉は、自分だけでなく、私の息子や周りの人にも安心を届けてきました。

息子が病気で入院したときも、「だいじょうぶ」という言葉が、どれだけ自分と息子を支えてくれたか、今でもよく覚えています。

ある夜、病院のベッドで息子が落ち込んで泣いていたことがありました。幼いながらに不安や痛みを抱えていたのでしょう。そんな息子を前に、私には何もできない無力さを感じました。ただ、彼の手を握り、何度も「大丈夫だよ」と声をかけるしかありませんでした。

「だいじょうぶ、すぐ治るからね。」
その言葉に込めたのは、息子を励ます想いだけではなく、実は自分自身への言い聞かせでもありました。「大丈夫、この子はすぐ元気になるから。」と、祈るような気持ちで繰り返していました。

不思議なもので、言葉にするたびに息子だけでなく、自分の心にも少しずつ光が差していくようでした。言葉の力が、心を支えてくれる瞬間を体感しました。

その後、息子は順調に回復し、今では元気いっぱいの姿を見せてくれています。ですが、あの時「だいじょうぶ」と言い続けていた時間は、私にとっても、息子にとっても、支え合いの象徴のようなものでした。

言葉には、思った以上の力があると信じています。「だいじょうぶ」という言葉には、根拠がなくても、確かな安心感を生む力が宿っているように感じます。それは、相手に寄り添う優しさがあるからなのでしょう。

これから先、子育てや仕事、そして日々の生活の中で、不安や心配に出会うことがきっとあるでしょう。そんなとき、私はこの「だいじょうぶ」という言葉を大切に使いたいと思います。

「だいじょうぶ。」
このたった一言が、自分を、そして大切な人を救う魔法の言葉であることを、これからも信じ続けたいのです。

あなたにも、もし心が疲れたとき、この言葉が届きますように。

「だいじょうぶ。」

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