子どもが求める、おもちゃよりも大切なもの
最近、ある本で「子どもはおもちゃをたくさんもらうより、もっと長く両親と過ごせた方が嬉しい」という言葉を目にしました。これを読んで、今の自分の育児と重なることが多く、胸が締め付けられる思いになりました。
いま、息子はインフルエンザにかかり、保育園をお休みしています。熱でぐったりしているものの、目が覚めるたびに息子はこう言うのです。「今日はおやすみ?やったー!」。この言葉、休日になるとたびたび聞くのですが、最初は「保育園が嫌なのかな?」と心配していました。でも、保育園ではいつも楽しそうに遊んでいるし、行くのを嫌がったこともほとんどありません。
そこで、ふと冒頭の言葉を思い出しました。息子にとって「休みが嬉しい」というのは、保育園が嫌だからではなく、単に親と一緒に過ごしたいからなのだと気づいたのです。親と過ごす時間こそが、息子にとって何よりの幸せ。
私たち親にとって、こうした小さな言葉やしぐさは育児の中で見落としてしまいがちですが、実は大切なメッセージなのかもしれません。
もちろん、仕事や家事が忙しい毎日の中で、ずっと一緒に過ごすのは難しいこともあります。でも、子どもがこうした言葉を言ってくれるうちに、できるだけその「一緒に過ごす時間」を大切にしたいと思いました。
育児中の親として、息子に「親と過ごす時間が楽しい」と思ってもらえることは何よりの幸せです。これからも息子と一緒に笑ったり、遊んだりする時間を積極的に作りたいと改めて感じました。
最後に、「今この瞬間が何よりも大事だ」ということを教えてくれた息子に感謝しつつ、この記事を読んでいる方にも、子どもたちと過ごす時間の大切さを思い出していただければ幸いです。