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親の直感はなぜ当たるのか?
「あれ、なんかおかしい」——親の直感はバカにできない
「この子、熱出しそうだな」
そう思ったら本当に熱を出した。そんな経験、ありませんか?
私は何度かあります。
特に最近印象的だったのは、息子が持病のネフローゼ症候群を再発した時のこと。まだ尿タンパクは陰性だったし、顔も浮腫んでいない。でも、なんとなく「いつもと違うな」と感じたんです。言葉にできない違和感。何がどうというわけじゃないけど、「なんかおかしい」。結果的に、その3日後に再発が分かりました。
また、こんなこともありました。
息子はナッツアレルギーなのですが、ある日、米粉パンを買いに行ったときのこと。「このパンにはアーモンドパウダー入ってませんか?」と店主さんに尋ねると、「入ってませんよ」との答え。お店の人が言うなら大丈夫だろうと思い、翌朝、息子に食べさせました。
その後、出社した私の頭の片隅に、どうしても「本当に大丈夫だったのかな」というモヤモヤが残っていました。嫌な予感がして、ネットでパンの成分を調べると……「つい2ヶ月前からアーモンドパウダーを使用し始めました」の注意書きが!!
慌てて保育園に電話し、事情を説明。幸い、息子に症状は出ませんでしたが、先生から「お父さん、よく気づきましたね」と言われました。
親の直感って、当たるんですよね。
不思議なことですが、科学的にも「直感」は脳が過去の経験や情報を無意識に処理して導き出した判断だと言われています。つまり、決して偶然ではなく、親だからこそ持てる“経験に基づいた確信”のようなものなんだと思います。
もちろん、直感だけに頼りすぎるのは危険です。子どもの体調が気になるなら、自己判断せず病院に行く。アレルギーが心配なら、信頼できる情報を二重三重に確認する。でも、「なんかおかしい」という違和感を無視しないことは大切にしたい。
これからも、親の直感に助けられる場面がきっとあると思います。
だからこそ、私はこの感覚を大切にしていきたいし、みなさんにもぜひ「なんかおかしい」と思ったら、その気持ちを見過ごさないでほしい。
親の勘は、きっと子どもを守る大切な力です。