「なんでマックイーンは95?」と息子に聞かれて知ったピクサーの秘密
「ねえ、お父さん。なんでマックイーンって95なの?」
ある日、息子がそんな質問をしてきました。
息子は大のカーズ好き。普段からマックイーンやメーターのことを楽しそうに話してくれるのですが、まさかそんな細かいところにまで目をつけているとは思いませんでした。
確かに、主人公マックイーンの車体番号は「95」。でもその数字に特別な意味があるなんて考えたこともなかったんです。単なるデザインだろう、くらいに思っていました。
でも、「ピクサーのことだから、きっと何か意味があるに違いない」とふと思い立ち、調べてみることに。すると、案の定、そこには深い理由が隠されていました。
「95」という数字の秘密
調べてみて分かったのはこれです。
マックイーンの「95」という番号は、ピクサーが初めて公開した長編映画『トイ・ストーリー』が劇場公開された年、1995年を表しているそうです。
つまり、この数字はピクサーにとっての「はじまりの年」を象徴する特別な数字だったんですね。
私はこれを知ったとき、「やっぱりピクサーってすごいな」と感動してしまいました。ただ単にキャラクターを作るだけじゃなくて、こうした細かな設定や意味を散りばめることで、作品そのものに深みを持たせているんだと改めて思いました。
ルイジのナンバーにも秘密が!
さらに調べていくと、こんな情報も見つけました。
カーズのキャラクターであるルイジのナンバープレート「445-108」。これにもちゃんと意味があるそうです。
それは、イタリア・モデナにあるフェラーリ工場の緯度と経度を表しているのだとか。
……いや、ちょっと待って。こんな細かい設定まで仕込むなんて、ピクサー、どれだけ細部にこだわるんだ!と驚きました。作品を楽しむ子どもたちがこういった裏話を知ったら、さらに作品への愛着が深まるんじゃないかと思います。
息子に感謝。そして、父としての学び
「なんでマックイーンは95なの?」という息子の一言がきっかけで、私はこんなピクサーの秘密を知ることができました。
普段何気なく見ているキャラクターに、こんな意味が隠されているなんて思いもしませんでした。そして、それを「気になる」と言って質問してくれる息子の好奇心に、なんだか尊敬の気持ちさえ芽生えました。
子どもって、大人が気にもしないところに目を向ける天才ですよね。そしてその質問を通じて、大人も一緒に新しい発見をする。まさに子育てって、親にとっても学びの連続なんだなと実感します。
これからも息子は、きっといろいろなことを私に問いかけてくれるでしょう。そのたびに「え?そんなの気にしたことなかった!」と驚くのが目に見えています。でも、それが楽しいし、成長させてくれる瞬間だと思います。
さあ次は、どんな質問が飛んでくるんだろう?親として楽しみにしながら、そのたびに一緒に学んでいこうと思います。