REALFORCE RC-1購入レビュー
俺達のREALFORCEから新しいキーボードが出ました。
これ、私のほぼほぼ理想に近いキーボードだったのでビッ⚪︎カメラで事前予約しました。発売日当日の午前中に宅配ボックスに届いたので(早い!)、昼休みに取りに戻りその日の午後から仕事でも、持ち帰ってプライベートでも使っています。既に使い始めて3日ほど経ったのでファーストインプレッションのレビューをします。
購入に至った理由
私がキーボードに求める主な条件は以下の4つ
US配列キーボード
テンキーレス
静電容量無接点方式
ファンクションキーは欲しい
キー荷重は軽くあれ
これらの条件の詳しい説明(弁明)は別の記事としてどこかで書くとして、これに該当するのはとても少なかったりします。私の知る限りはNizかREALFORCEかの2択ではないかと。
これまでは同じくREALFORCE R3Sシリーズのテンキーレス英語配列を使用しています。特に不満はありませんでしたが「テンキーレスでも横に長い」というのが気になる点でした。
それと比較するとこのRC-1は75%キーボードということで横幅がかなり切り詰められており、重さも約600gとREALFORCEなのに軽量。
「これは理想のキーボードなのでは??」ということで購入しちゃいました。つい最近Nizの84キー買ったばっかだったんだけどなあ。
買ったもの
ということでREALFORFCEのRC-1を購入したわけですが、4種類ある中で買ったのは
英語配列
キー荷重30g
のモデルです。
REALFORCEのキー荷重30gは軽すぎると賛否あるのですが、フェザータッチのように、女体を扱うがことくタイピングしたい私にとってはピッタリとフィットしています。
ファーストインプレッション
届いた箱を持った時に「軽!」と思ってしまうくらい、REALFORCEとしては軽いキーボードです。
ただ、軽さのために素材はプラスチックがメインなのでそこまで高級感のある見た目ではないかな。約¥35,000するキーボードですが高級感という点ではイマイチかも。
使用感で言うと軽いからといって入力していてズレたりすることはないしっかりした作り。打鍵感については元々REALFORCEの30gを使っていたので違和感なし。これまでのREALFORCEと同じく静かな心地よい打鍵感です。
同じ静電容量無接点方式のHHKBやNizと比較してもこの静かさはREALFORCEならではだと思います。
良かった点
コンパクトさ
REALFORCE R3Sシリーズの下図赤枠部分がなくなり、かつベゼルがかなりスリムになっているのでマウスへの右手の移動が近くなりとても快適。たまにマウスを行き過ぎる。このサイズ感が欲しかったのでとても満足。このサイズ感のREALFORCEを手に入れただけでも買ってよかったと思わされる。
変わらぬ打鍵感
シリーズは異なるけれど打鍵感は変わらず。30gの軽やかなキータッチでスコスコと文字入力していけるのがとても快適です。
伸びしろ
無理やりコンパクト化した弊害
このキーボードは75%キーボードです。コンパクトに設計しているにも関わらず独立した矢印キーがある。つまりそれを右下に詰め込んでいるのです。詰め込んだ結果どうなっているかというと
そう、左Shiftキーが少し短くなり、それに伴いZキーより右もちょっとずつ左に寄っているのである。これね、ほんの僅かな違いではあるんだけど地味にめっちゃミスタイプする。
そして右Shiftキーが通常の半分のサイズになっている。私は右Shiftはあまり使わないけれどよく使う人はかなりストレスになりそう。
これに関しては慣れでどうにかなる気がするけど、慣れるまではジワジワと精神を蝕んでくる感じ。慣れるという覚悟が必要。
特に右下の配置は慣れが必要
前述の通りキーを詰め込んでいるので右下が独特なので、自分がよく使うキーが違和感なく使えるかは意識して購入を検討したほうが良さそう。
REALFORCEはキーマップ変更ツールが優秀なのでいっそのこと矢印キーを潰してShiftキーにしたり擬似的に今までの配列に近づけるような使い方も視野に入ってくる。いや、そこまでするならHHKBでもええやん。
無線接続はBluetoothのみ
私はBluetoothを信用していない。というのもあるけれど、無線接続は2.4GHz接続だと嬉しかったなあ。ただ今のところ使っていて途切れたり暴走するようなことはなし。
バッテリー(リチウムイオン)駆動
静電容量無接点方式は耐久性が高いこともメリットの一つである。それに対してリチウムイオンバッテリーは劣化の心配がある。つまりキーボード自体は元気だけどバッテリーがヘタって使えなくなっちゃったみたいなことになる懸念がある。
公式はバッテリー交換サービスも検討中とのことだし、俺達のREALFORCEなのでその辺のケアはしてくれそうな気はしているけど気になる点ではある。(その点で言うとHHKBは単三電池駆動のためバッテリーがヘタって使えなくなる懸念はない。)
グレーのキーキャップ
なぜか入力キー部分がグレー。視覚的に分かりやすいというのはあるかもしれないけど、個人的には全部黒でシックにまとめて欲しかったところ。別売りのキーキャップがあり、これを買えば全部のキーの色を統一できる。買った。プラス¥5000。
キーキャップについては黒以外にもポップになりすぎな渋めの色が出ている。
総評
満足はしているんだけどなんだかネガティブなコメントが多くなってしまいました。
現状REALFORCEの前のシリーズを使っていてサイズ感に不満を感じていない場合は敢えて買う必要はないかなと思いました。価格もちょっと頑張ればHHKB変える値段だし、同じくらいのサイズ感で静電容量無接点方式ならNizもあるし。
私のようにこのサイズ感がドンピシャでREALFORCE大好きで、多少慣れが必要でもがんばるぜ!って気概があればギリギリ満足できるかな。
あとは持ち運び用途としてREALFORCEを使えるようになったというのも地味に大きい。仕事中にちょっと気分転換でカフェテリアゾーンで仕事するときにノートPCのペタペタキーボード使わなくていいのは嬉しいです。
採用しているキーとか、キーキャップの色使いとか、随所に「HHKB意識して差別化してます?」みたいなのが垣間見えるのは面白い。
これまでなんとなく機動力ならHHKB、どっしり使うならREALFORCEみたいなイメージがあったから、それに一石を投じるようなこの製品を使えてガジェット好きとしてはホクホクしちゃうね。
終わりです。