見出し画像

生後4ヶ月のキジトラ猫姉妹を拾った話(17)

聞いてください。

チチが、チチが…手から上手におやつを食べられるようになりまし・・・た~~~~!!!!

リビングにチチを開放する

はじめはお正月休みに与えたちゅーる。
最初は何度も叩かれて、引っかかれて、ちゅーるも半分飛んでなくなって、チチはケージの中で暴れまわったけど、口の前に持っていき続けるとペロリ。
怯えながらだったけど、美味しい味に引き下がれず食べたという感じでした。

それから何度か同じようなことを繰り返し、2回目の白血病混合ワクチンを終えたあと、チチをリビングに開放しました。
お昼間の数時間、リビングにプーアルとチチだけの時間。
もしこのあと、チチがソファーの下に潜って籠城してしまってもOK。
ご飯の時間にはきっと出てくると信じます。

わたしは別の部屋に行き、カメラでそーっと見守っていると、プーアルが先にソファーへダイブ。続いてそろりそろりとチチが出てきて、2匹で団子のように絡み合いながら遊び始めました。

初日は予想通り、人の足音を察知した瞬間ソファーの下に潜り込んでしまったけど、深夜には自分のケージに戻れました。
そして翌日からは、足音が聞こえたら自分のケージに戻って隠れられるように。
かしこ~~~!

プーアルにかまくらを占拠されたり、憧れていたキャットタワーで遊んだり、二人がそっくりなので、プーアルかと思って近づいたらチチで怒られたりもしました(笑)

チチ、最大の変化は夜鳴き

何よりの変化は夜鳴きです。
毎晩、電気が消えたら「あおーん」「にゃーーーーーー」と低い声で唸り鳴いていたチチが、リビングで遊ぶようになってから夜鳴きが一切なくなりました。
代わりに、プーアルがおやつをもらっているのを見て、「ニャァ」とかわいい高い声で鳴いて自分も欲しいって呼びかけるんです。



まだ完璧ではなくて、チチが大きな音や突然近づいてきた人にびっくりしてるときは、シャーッと猫パンチが飛んでくるのですが、落ち着くのを待って、それがおやつであることが分かると、どんな小さなものでも噛みつかずに上手に食べてくれます。
ちゃんと「おやつ食べる?」「食べる」というコミュニケーションをとればOK。
ついでに撫でようとすると、すごい速さで逃げちゃうけど…(;´Д`)



こうやって手を伸ばして食べることもできるんです。
プーアルほどではないけど、私の顔を見て鳴いて何かを求めたりもします。
すごいでしょう?
すごいでしょう???チチ、変わったでしょう??

ジャイアンとのび太

チチとプーアル、二人の関係もはっきりしてきました。
プーアルが圧倒的にジャイアンで、チチがのび太です。これ以上にわかりやすい説明はないくらい。



おやつは俺様のもの。かまくらも俺様のもの。キャットタワーも俺様のもの。
そして奪われても何もいわないチチ(´;ω;`)

でも静かに「かなしい」顔をします。
せっかく美人なのに、いつもなんか憂いを秘めた写真ばかりが・・・

チチの避妊手術

そうして1月を過ごして半ばを過ぎた頃、チチは避妊手術を行いました。
迎えに行ったら、入院用ケージから出せそうもないほど凶暴だから飼い主さん出せますか?って言われて「無理、無理、触れませんって(;´Д`)」とお断りしたわたし。


術前の血液検査で血糖値が跳ね上がり、病気かと思ったら「病院に来たストレスによるもの」と言われる始末。小さく震えて鳴くこともできないくらい怯えていたので、チチは本当に本当に怖がりな性格です。

帰宅したらしたで、服に慣れず歩けないし、犬に吠えられてパニック起こすし、2階建てケージは無理だと判断して1晩プーアルの寝床と交換してようやく落ち着きました。 


夜中になると元気になったのか、液状化して隙間から脱出して楽しそうにキャットタワーで遊んでいました。
翌日、チチのかまくらでうっとりしていたプーアルを開放したら一瞬で自分の寝床に戻り、チチも自分のケージに戻ったので、それぞれ寝床は決まってるようです。


抜糸のときも、ぎゃあああああああと大声をあげるし、懐いていないから4人がかりで押さえつけての作業でしたが、見てみれば小さな糸が3本。
プーアルの傷にくらべたら1万倍くらいきれいで秒で終わるような抜糸…もう!!それくらい大丈夫!しっかりしなさい!って気持ちになりました(笑)

という風に、1月からチチが大きく変化して2匹仲良く過ごしています。
一番お気に入りの場所はこたつの中。


プーアルは要領がよくって、犬にパンチを食らわせたりしながら、フローリングの上に降り立つことも増えてきました。
おやつの時は喧嘩休戦協定を結んで、仲良く並ぶことも。

ただ、クラウドファンディングのレポートに詳しく書きましたが、プーアルは食に対する執着がすごくて、ウールサッキングや生ゴミ漁りがあって、これはこれで問題児です。

https://camp-fire.jp/projects/349553/activities/234669#main

でも、でも、元気になったでしょうプーアル。
病気していたなんて思えないくらい、元気で健康な猫です。

白血病の感染にウールサッキングに、気をつけることはたくさんあるけど、2匹が仲良く丸まってる姿をみると頑張るか~~~!って思えます。


次回、事件です!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?