【院試解答】東大院 工学系 数学 2017年度 第2問【対角化】
割引あり
東京大学大学院 工学系研究科の入試過去問の解答例です.2017(平成29)年度の数学(一般教育科目)第2問について解答・解説します.問題は研究科のWebサイトから見ることができます.
この解答例は大学院・研究科に認められたものではありません.正確性についての保証は致しかねます.
I.
解答
3次単位行列を$${\boldsymbol{I}}$$とすると,固有方程式は
$$
\det(\lambda\boldsymbol{I}-\boldsymbol{A})=0
$$
である.ここで
$$
\begin{aligned}
\det(\lambda\boldsymbol{I}-\boldsymbol{A})
&=\begin{vmatrix}
\lambda-3&0&-1\\
1&\lambda-2&1\\
2&2&\lambda-1
\end{vmatrix}\\
&=(\lambda-1)(\lambda-2)(\lambda-3)
\end{aligned}
$$
であるから,行列$${\boldsymbol{A}}$$の固有値$${\lambda}$$は
$$
(\lambda-1)(\lambda-2)(\lambda-3)=0
$$
$$
\therefore \lambda=1,2,3\tag{答}
$$
である.
ここから先は
5,393字
期間限定!Amazon Payで支払うと抽選で
Amazonギフトカード5,000円分が当たる
Amazonギフトカード5,000円分が当たる
この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?