道化師

引きこもり歴16年。主婦とか在宅仕事とかではなく親の脛をかじって一歩も外に出ない生活を…

道化師

引きこもり歴16年。主婦とか在宅仕事とかではなく親の脛をかじって一歩も外に出ない生活を何年も続けたガチの引きこもりです。その後4年半ホテルの客室清掃を経験した後就労移行支援事業所というところに通い、現在は障害者雇用で働いています。自サイト→https://asauta.com

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「自信」のこと

子供の頃、ジャングルジムが怖かった。体を使うこと全般苦手なので、公園の遊具にはどれも苦手意識があったけど、ジャングルジムの時に特に思うことがあった。 あの細い棒に手と足を掛けて登っていくわけだけど、大げさな言い方だけどそこで自分の身の安全を守るのは自分自身。落ちるも落ちないも、自分の判断、自分の手の置き方、足のかけ方、バランスの取り方にかかっている。 自分には、ジャングルジムに落ちないように登っていけるだけの身体能力はあるはずだった。 ちゃんと、落ちないように考えて足を置

    • 19歳から35歳まで引きこもっていた

      今私は45歳だ。今から10年前に、私は約16年に及んだ引きこもりから脱出し、外で働き始めた。 今の私は、毎日四苦八苦しながらも、会社員として働いている。10年前の自分からしたらきっと想像もつかない姿だと思う。 引きこもりから脱出するきっかけとなったのは、親の死だった。 そういう何か大きなきっかけがなければ、外に出ることはできなかったと思う。 私が引きこもった原因は、本当にいくつもの複合的なものから成る。 すごくおおざっぱ言うと、まず働き始めてから分かったことだけど、私に

      • 平等と公平と差別と区別

        毎朝焼き立てのパンを売るお店があるとします。 そのお店は朝7時に開店します。 しかし評判のお店なので朝6時台にはすでに行列ができています。 頑張って早起きして人より早く並べば、それだけ焼き立てのパンが手に入ります。遅く行けば、冷めたパンしか手に入りません。これは「公平」です。 一方で、頑張って早起きして一番乗りで並んでも、のんびりお昼近くにお店に行っても、結果は同じ、皆ひとしなみに焼き立てのパンを売る、これが「平等」です。 外国人のあなたには冷めたパンしか売りません、あ

        • 精神障害を持つ方が、自尊心を失うことなく、いきいきと働くためにはどうしたらいい?

          どうしたら精神障害を持つ人が、自尊心を失うことなく、会社という場所で自らの能力を発揮し、いきいきとそこに居られるかを日々考える、発達障害、鬱病持ちの障害者雇用当事者です。 私が現在勤めている職場には、私を含め4人の障害者の方がいます。 障害の種類も程度も4者4様です。 周りと同じように働くことができない、キャパオーバーがたびたび発生して仕事が滞る、頻繁に体調を崩す、時々メルトダウンを起こしてオフィスで泣き叫ぶ・・・そのような方もいます。 周りの多くは、「やれやれ、手のかかる

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          はじめてのインターネット

          #はじめてのインターネット どうでもいいけどこのお題、年分かるよね・・・。別に隠したいわけでもないけど。 「インターネット」には特別な思い入れがあると思って生きてきたのでこのお題に飛びついてみた。 まずは初めてのインターネットではなく初めてのパソコンから。 Windows95が発売されたのは、私が高校1年生の時。 当時、それが何をするものなのかよく分からなかったけど、世の中の騒ぎっぷりから、「なんだかすごいものが登場した」とか「これは世の中を変えるもの」というイメージは漠

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          人に優しくされると、どうしていいか分からなくなっていた自分~幸せなポリシーで自分を縛る

          私には、人に心配されたり親切にされると、どうしていいか分からなくなってしまう、というところがある。急に居心地が悪くなり、申し訳ないような、いたたまれないような、そんな気持ちでいっぱいになる。その"どうしていいか分からなさ"が高じると、ああ~もういいですから!って、早くその場を切り上げたくなってしまう。 例えば、「具合が悪いんです」、この一言を言った直後、ものすごく後悔する。相手の心からの心配が伝わってくると、 本当に本当に言うべきだったか、 もっと我慢できたのではないか、

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