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お菓子界のKingとQueen
もしもポテチがお好きであれば、ぜひこちらを聴いてみていただきたい。
『çanoma(サノマ)を聞く』
No.15「いいもの」について【前編】カルビーのポテトチップス
No.16「いいもの」について【後編】カルビーのポテトチップス
カルビーのポテチを、出演者4人でパリパリ・ポリポリしながら熱く語るという、深夜番組のノリのような、マニアックな回である。
出演者全員のニコニコしたお顔が目に浮かぶような内容だ。
今回の主役は、カルビーに対する愛がとても強い西田さん(多分お目にかかったことがある)。彼女の豊富な知識と、美味しいポテチを求める姿勢には脱帽であり、それを受けて、味覚や嗅覚という見えないものを論理的に分析して語っていくフレグランスブランド 「サノマ」のディレクター渡辺さん、そしてその場をほんわかとまとめているインターンの2人。
香りに関しての発信がメインの彼らのコンテンツの中で、異彩を放つ回となっている。
ポテチという、誰もが一度は食べたことがあるであろう、普通で普遍的なスナック菓子、しかしそこにある創り手の知恵と工夫を、私たち消費者はどのくらい気づいているだろうか。
それ以来、私のポテチに対する姿勢は、大きく変わった…というほどでもないが、より味わって食べるようになったことは確かである。
(個人的にはハウス食品のオーザックも好きである)
カルビーはお菓子業界のKingだ。
老若男女問わず、おやつになり、つまみになり、時には主食になり、味を変え、食感を変え、薄くスライスされた文字通りチップスから、ざく切りのジャガビーのようなものまで、様々なポテト製品を生み出している。
カルビーのポテチは、子供の頃からずっと食べているが、何度食べても飽きがこない。
お菓子といえば、もうひとつ大きなブランドがある。
「ブルボン」だ。
こちらも、私は子供の頃から口にしており、未だにその頃と同じものが、スーパーのお菓子コーナーや「おかしのまちおか」などに並んでいると感慨深い。
私の一番の推しはルーベラだ。バターの風味が豊かな生地をくるくるっと巻いた、サクサクほろほろの食感が非常に良い。少し噛んだ後、口の中にバターが広がる、ある種の”ジューシーさ”がリッチな気分にさせてくれる。
ルーベラは若干水分を含んだサクサク感だが、ルマンドは薄い生地を焼き上げて、パリっとした食感を出している。そこにクリームが絡まり、緑茶でもコーヒーや紅茶にも合う定番商品となっている。
スポンジとホワイトチョコを採用したロリータは、ルーベラやルマンドとはまた違って、フワフワと優しい乙女のような味わいである。
そして、これらの人気商品のアソートパックもある。どれも食べたい私には、このアソートパックはとても良い。
ロアンヌは、ルーベラやルマンドと比べても非常に軽い食感を出している。クリームがたっぷり挟まれており、あっという間に1枚食べてしまう。
お誕生日会等、ちょっと特別な時にしか出されないシルベーヌの高級感もまた見逃せない。
アルフォートは、チョコの方がビスケットより少し大きくなっている。チョコは食べているうちに溶けてくるので、ビスケットより小さく方が良いのではないかと思うが、ビスケットとの味や食感のバランスを考えると絶妙な塩梅に調整されている。
ブルボンのお菓子は、他にも美味しいものがあり、挙げればきりがない。
カルビーがKingならブルボンはQueenだ。
お菓子界の両巨塔は、後世に伝えるべき味だと思っている。