ときめきを買う
今年最後の買い物に行ってきた。
支払いは大丈夫ですか、と自分に問うくらい買った。
まぁ何とかなるでしょうと、もう一人の自分が財布からカードを出す。
請求書がきて「コレ買ってないよー まさか不正利用では!!!」と一瞬疑い、冷静になって「ああ、買いましたよ、自分」という未来が待っている。それでも買い物は楽しい。
〇〇の代わりに〇〇を使えばモノは減らせる、みたいな記事をたまに見かけるが、それが合っている人と合わない人がいるんだなと思う。
片づけ下手な私とて、さすがに使っていないものや価値がなくなったと思うものは処分しているので、身の回りにあるものは私にとってはきっと不用品ではないのだ。
では必要かと問われると、生き死にに直結しているものばかりではない。
見聞きして楽しむモノ、そこにあることで意味を持つモノ、特別に思い入れのあるモノ…そういうモノを無理に断捨離する必要はない。
かと思えば、どんなにその時は大切に思っていても、突然手放したくなる時もある。
そうやって、モノが入れ替わっていく。
心のままに正直にしているのが良いのだろうなと思う。
そんなわけで、去年は予算の関係で買うことを諦めて後悔した反省から、今年は妥協せず心から欲しいと思うモノを買った私。
良いお買い物は買ったときだけでなく、開封する時も、使っている最中もときめくものである。
そう、私はときめきを買ったのだ。