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六次の隔たり

「六次の隔たり(Six Degrees of Separation)」という言葉がある。
人や物事は6つのステップ以内で繋がっているという仮説である。

現総理大臣と繋がることができるか、ちょっとした思考実験をしてみた。
私の直接の知人数人は現役政治家と繋がっている。ということは知人→政治家→総理大臣というふうに最低3人目で繋がることができ、数人を経たとしても恐らく6ステップを経て7人目くらいで到達できる。
他国の国家元首と繋がることができるか。総理大臣と繋がることができれば、6ステップは無理としても、そこから数ステップ以内には繋がれそうだ。

そんなことをふと思ったのは、今度会う友人たちへのお土産を何にしようかと考えていたときだった。あるスイーツブランドを思いついた。世界中にそのブティックを持つそのパティシエと普通なら繋がれるわけがないと考える。しかし、そのパテシエは私の知人の知人である。
そこから数ステップ経れば、ブルーノ・マーズと繋がるかもしれないし、英国王に繋がるかもしれないし、挨拶くらいしか交わしたことがない隣のおじさんと繋がるかもしれない。あるいは街ですれ違う全く知らない人かもしれないし、私に「チッ」と舌打ちした人かもしれない。今交流のある人たちは、実は縁戚かもしれないし、遠い過去に何らかの関係があった人たちかもしれない。

そんなことを考えると、あらゆる人をリスペクトしなければと思う。
…がそこは人間、、お付き合いが難しい人も正直いる…
まずは身の回りの人たちをもっともっと大切にしようと思った瞬間だった。


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