タイムフリーが終わる前に♪9の音粋(#キュウオン)「追悼メモリアル2024特集」2024,12,23つまみ聞き
故人の音楽の継承とリスペクトを表すのがラジオの役割と話すDJとアニメ界中心に偲ぶDJ、2人の音楽トーク番組。BAYFM9の音粋(#キュウオン)月曜日。2024,12,23《追悼メモリアル2024特集》タイムフリーが終わる前に是非お聞き下さい!ここではちょっとつまみ聞き。DJはスージー鈴木(スー)ミラッキ大村(ミ)
スー)12/23 イブイブの第247回でございます、今晩は音楽評論家のスージー鈴木です。
ミ)ミラッキ大村です。
スー)M-1が終りまして、フフッ前回エバースの優勝予想、悪くなかったんですよね。一応4位かなんかでイイ感じでした。M-1終わってみんながM-1の話するのいいですね、僕好きなんですよ。まぁ半可通が喋る、私も含めて半可通が喋るんですけど、音楽ってね中々こういう風にならないっていう。紅白の翌日そうなるかなあ。
ミ)いやあ、あんまりなってないですよね。
スー)にわかとか半可通とか怖がらずに、みんな感想とか言い合うのがいいですよね。あとM-1の感想はホント!人によって違いますね。
ミ)そうですね。
スー)どれが一番好きでした?
ミ)フハッ私はどれだろうなあ。最初の令和ロマン寝ていて見てなかったんですけど、ヤーレンズが好きでしたね。
スー)前回(※先週オンエア最後のクレジットに乗せて予想)エバース1位2位ヤーレンズと言ったような記憶がありますが全然違う結果でしたけれども、面白かったなと思っています。こんな感じでモアミュージック・モアトークと。音楽もめっちゃかけますフルコーラスかけますけれども、それについていろいろ喋るというのもこの番組の持ち味でございます「モアミュージック・モアトーク」。今週はど真ん中のコーナー設定です《追悼メモリアル2024》ということで、今年お亡くなりになった歌手・作詞家・作曲家・編曲家等々。他の番組でもやられる切口かもしれませんが、2時間もありますんでいろんな方のそういう話をしてみたいと思います。よく考えたらこの番組で特に私が団塊世代の音楽をよくかけますんでね。昭和20年生まれのタモリが来年80歳でございます。という事は変な言い方ですけれども、そろそろラッシュになっていく。グラミー賞でいつも「In Memoriam」ってコーナーがあるんですけれども、向こうの音楽業界では割と追悼とかをやる文化があるみたいなんで、日本でもそういう話をしていいんじゃないか。ということでいろいろ喋ったろうかな、という風に思っております。まずは詩人ずっとタニガワと思ってました、タニカワ俊太郎さんがお亡くなりになりました。11/13享年92。この方作詞作品も多いんですよね、実は代表曲は『鉄腕アトム』(‘63)。でも今日は1976年のドラマ鎌倉を舞台にした、オッスとチューとカアコと言えば「俺たちの朝」勝野洋、小倉一郎、長谷直美。 松崎しげるが歌う『俺たちの朝』は、谷川俊太郎さんの作詞でございました。サビ繰り返しますね《答えを知らぬ君にできるのは ただ明けてゆく青空に 問いかけること》ああ若者に言ってあげたいメッセージですね。これ谷川俊太郎の言葉でございました。もう1人プロデューサー川添象郎さん9/8没享年83。一般的にはアルファレコード立ち上げて(’77)荒井由実やYMOの海外進出の仕掛け人と紹介されますが、ワンオブゼムなんですよね。今回は’70に村井邦彦・ミッキーカーチス・内田裕也という錚々たるよくわかんないメンバーで立ち上げた音楽レーベル、マッシュルームというのがあって、小坂忠とかいました。始め上手く行かなかったんですけれど、ガロの『学生街の喫茶店』でこのマッシュルームが持ち直したという、ある意味で川添象郎さんを救った『学生街の喫茶店』(‘72)でございますね。これは大ヒットして様々大きな功績がありますが、一番大きなのは日本人はこの曲でボブ・ディランという名を知ったと思います。
ミ)♪ボブ・ディラン~。
スー)フフッ、というわけで70年代モノ。
♪松崎しげる『俺たちの朝』
♪ガロ『学生街の喫茶店』
スー)『学生街の喫茶店』は間奏が謎の木管楽器という風に思ってたら、’73の紅白で作曲のすぎやまこういちが指揮してて(アナウンスが)「間奏はコールアングレという楽器で吹いております」コールアングレ⁈イングリッシュホルンですねクラリネットの仲間みたいなね。あれじゃないですか?ドボルザークの…間違ったらごめんなさいね『家路』♪~~ミ~レド~あれ吹いてる楽器じゃないかな?「コールアングレという楽器で」フフッ勉強になりますね。
えーと“関西の巨人シリーズ”ですね。この番組でも何曲もかけたキダ先生、キダ・タロー先生が今年5/14享年93お亡くなりになりました。平成になっていくつかCD化されて、私のような数寄者がエライ聞いて「ああこんなCMもあったなあ」っていうことなんですけれども。1回この番組でもABCラジオの「ヤングリクエスト」っていう古いラジオ番組のテーマ曲かけたと思うんです、これね奥村チヨバージョンだったはずです。もう1個バージョンがあって、こっちの方が僕好きなんで。こっちもね途中でフレンチホルンがグングン鳴って。説明しときますと「ABCヤングリクエスト」という大阪のラジオ番組があって、在阪のラジオ番組のテーマ曲ってのがこんだけ金管楽器ストリングスがんがん鳴ってという、物凄くリッチだったという風に思います。岡本リサという人が歌ってるバージョンの『ABCヤングリクエスト』もちろん作曲はキダ・タローでございます。その番組の有名なキャッチフレーズを言ってからかけたいと思います。
「ハガキで当てよう!車と一万円!ABCヤングリクエスト‼」
♪岡本リサ『ABCヤングリクエスト』
スー)これがラジオ番組のテーマソングなんですよ。キダ・タローのCDに書いてある説明読むと《‘66-’86朝日放送ラジオの深夜番組「ヤングリクエスト」「ハガキで当てよう車と一万円」》車と一万円がハハッ。
ミ)フフ並列なんですか、それが⁈
スー)《この番組に「ミキサー関係スタジオ貸します」っていうコーナーがありアマチュアミュージシャンが出た。円広志・河島英五・庄野真代・小坂明子》と。だからスタジオがあって歌歌うっていうのが定番になってたようですね。(僕は)あまり聞いてなかったんですけど。Twitter・Xで《コールアングレはクラリネットじゃなくてオーボエの仲間》だそうです。勉強になりますね。(☆昭和のアナウンサーの口調で^^;)「間奏はコールアングレ、オーボエの仲間でございます。ドボルザークもよく使っておりますフフッ二枚リードか一枚リードか」私よく知らない、金管楽器派なんで(☆スージーさんは高校・大学オーケストラ部でトランペット担当)木管知らないんですけど。(☆昭和口調^^;)またひとつ勉強になりましたね。大阪シリーズもう一人、あんまり大きく報道されなかったかも、ですけれども憂歌団の花岡献治さんベーシスト。今年6/17享年70亡くなられました。こよなく愛する憂歌団なんですけれども、ついつい私も含めてボーカルの木村充揮とかギターの内田勘太郎、内田勘太郎の自由なプレイで語るんですけれども。あの内田勘太郎のいかにも自由なギタープレイがあるのは花岡献治さんの確実なベースがあってこそかなあと、何回かライブ見て思ったりしております。今日はですね、もう何回もかけてますフフッ『おそうじオバチャン』大好きなんですけど。
‘89のLIVEのバージョンがCDになってまして、それが割とベースが前に出ているいい感じの録音なんです。いつもはボーカルと内田勘太郎のギターとかを推しに推しますけども、今日は真ん中に定位してます花岡献治さんのベースプレイに耳を澄まして頂きたいと思います。毎日ホールのライブかな、ちょっとまた音質をベースを少しブーストして、聞きやすいように若干加工修正しました。
♪憂歌団『おそうじオバチャン』
スー)素晴らしい!ミツヤマさんのナイスイコライジング‼ありがとうございます、ベースが前出ておりました。
22時台2曲目クイズにしたいと思います。今日は久々にピアノで弾きました、今からTwitter・Xでポストします。サビがこんな感じの歌手名と曲名を併せてお答え下さい。メールcue@bayfm.co.jpか♯キュウオンでよろしくお願いします。
ミ)サイン入りステッカーが当たります。
【告知】12/31(火)21:00-1/1(水)0:54年越し特番「90の音粋的2000年代音楽祭」トムセン陽子・藤田太郎・ミラッキ大村 。リスナーから2000年代究極ソングのリクエスト募集。
【ミラッキ・ゾーン】
スー)さっきの2000年代っていうのは2000年から10年?今まで?
ミ)今までです!
スー)こっからは大村さんの選曲でございます。
☆木村昇10/18 72歳没‘79アニメルパン三世第2シリーズエンディングテーマ
♪木村昇『LOVE IS EVERYTHING』
☆ボーカル・ギターゴンゴン7/5 46歳
♪B-DASH『ちょ』
☆ベース亀川千代4/7 54歳
♪ゆらゆら帝国『空洞です』
☆さユり9/20 28歳
♪さユり『葵橋』
☆沖縄アクターズスクール作った(‘83)マキノ正幸6/28 83歳 が父
♪牧野アンナ『Love Song探して』
【22:00台前半 ミル・マスカラスと財津和夫^^;】
スー)ラジオネーム赤いタータンチェックさん《兵庫生まれ大阪育ちの私「ヤングリクエスト」懐かしい、45年以上の時を経て埼玉で懐かしいヤンリクのテーマが聞けるなんて感激しました》。
ミ)ハハッ千葉の放送局からお届けしてますよ。
スー)ハハッ時代を越えてエリアを越えて。川越あっぷるさんからはこれはルパン三世ですね《子供に聞かせるサウンドですか?》と。
ミ)ハハハッ。
スー)《後ろで歌ってるドラムはもしかしてポンタ村上かな?》と。2曲目ですからクイズの話は後にしましょうか。
【告知】来週のリクエスト大会10 月からの特集に絡んだリクエスト募集。
△スージーさん:
・1/7(火)19:00新宿ROCK CAFE LOFT「令和に、ブルーハーツを語ろう」with藤田太郎(キュウオン水曜DJ)
・3/14(金)19:00南青山BAROOMスージー鈴木のレコード研究室vol.23「第一回ギターソロ当てクイズ選手権」’70-‘90の邦楽。イントロクイズはもう古い!これからはギタソロクイズの時代‼クイズ参加ガチ勢だけでなく、単に爆音でギターソロ聞きたいという方も歓迎。ゲスト藤田太郎・秋田勇魚。
△ミラッキさん:2/2(日)代々木WOOFERwithヒャダイン
※詳細はお二人のHP等参照
スー)先に1曲目かけちゃいます。チューリップのオリジナルメンバーでベーシスト吉田彰さんがお亡くなりになったという報道がありました、2/16享年75。オリジナルメンバーと申し上げたのは ‘80に脱退されてますね。’80に脱退ということはその前年の『虹とスニーカーの頃』までは吉田彰という方がベースを弾いておったということです。私あんまり詳しくないんですけれども、自分の書いた原稿の中で覚えてるのは、『虹とスニーカーの頃』のベースがいいなあということで「1979年の歌謡曲」(※スージー鈴木著‘15彩流社)というかなり前に出した本の中では”演奏面のMVP”として吉田彰という人の名前を書きました。そこから辞められてチューリップには戻って来られなかったんですけれども、新田和長さんの回(’24,11,11音粋ヒストリアvol.5※本note参照)から申し上げてる、チューリップという…今もねこの辺の曲とか聞くとね、カラフルでね。ホントに当時の日本の音楽シーンの中でこんな新しいコード進行とかをチャレンジしてるとかいう功績は、もっと語られていいなあと思うんです。その根幹を担っていた一人が吉田彰さんかなあと思っています。今日はベースが特徴的ということで、あんまり売れなかったそうなんですけど『風のメロディ』ってシングル盤がありまして、ベースが下降して行くっていういわゆるクリシェと言いますけれども。当時’76でこれはちょっと新し過ぎたかなという感じなんですけれど、今聞いたらカラフルでチューリップってスゲエなって思う1曲でございます。ベース吉田彰さんプレイの、半音下降進行クリシェに耳を澄まして下さい。
♪チューリップ『風のメロディ』
スー)Twitter・Xでやひこかくださんが《『スカイ・ハイ』?》ってフフッ。そう「千の顔を持つ男」ミル・マスカラス(※プロレスラー、入場曲がジグゾーの『スカイ・ハイ』だった)。ちょうどこの頃じゃないですかね?映画もありましたね。翌年’77ジャンボ鶴田対ミル・マスカラスの田園コロシアムの試合見て、僕自家中毒になったんですよ。(☆スージーさん「弱い者らが夕暮れて、さらに弱い者たたきよる」(’24,2ブックマン社)第二章西城秀樹『ラスト・シーン』に詳しい)
ミ)ハハッ『スカイ・ハイ』の話になっちゃってる。チューリップのこの曲展開もおもしろいですね。
スー)姫野・財津が歌い継ぐというね、別の曲をドッキングしたのかもしれませんけど。さて2曲目クイズ。こっからミニコーナーで今から3曲、厳密に言うと2.5曲くらいですけど。中山美穂さんの曲にしたいと思います。先程の私の下手くそなピアノを聞いて、みなさんありがとうございます。正解者(の名前呼び)全員行ったろかな。ばらーどキリンさんしぇいかいっ!まろんかふぇさんしぇいかいっ!《今でも彼女が星になったのを信じられません、納得いかない》お若くて亡くなられたのでそういう気持ちもよく分かります《久しぶりにカラオケに行って中山美穂しばりで歌いたいと思います》。アートハウスさんメイキッスさん、フフッいいなあブエナビスタソシラヌクラブさんaiaiさん。aiaiさんが《この曲は一度流した事がある》お!そうだっけ?と思ったら他の方からも情報もらっております。しみけずんたろうさんねる子さんシャチボーイさんチャッピーちくわさん。1回かけたということの詳細な情報がありまして宇都宮在住さつきさん《今回の答えはすぐにわかりました。作詞松本隆・作曲財津和夫・編曲大村雅朗、中山美穂さんの『クローズ・アップ』ですね》かけたっけ~?と思ったらこの方《「このタイトルの発音には大きな間違いがあります、クロース・アップが正しいんですね」》これ見て私そうなんだぁって思ったんですよ。そしたら3年位前に私が受験勉強をテーマにした放送(※第97回「音楽で受験対策特集」’22,2,7)の時に、《ゴダイゴの『クロスアップ(Close-ups)』’80と比較するようにかかりましたね》かけてたー!
ミ)ああやりましたねえ。
スー)こんな私大好物のネタなんだけど、かけたこと忘れるどころかクローズ・アップじゃなくてクロース・アップということも忘れていた。
ミ)ハハハッ。
スー)こりゃダメだこりゃ。失礼しました、最近2回かける曲もありますんで。流れ的にはさっき財津和夫が来て、これ財津和夫作曲なんで一応チューリップから中山美穂さんということなんです。というわけで教えてくれたさつきさんに今回(ステッカー)当選ということで、おめでとうございますありがとうございます。日本語的にはまぁ『クローズ・アップ』でいいでしょう。中山美穂さんを追悼したいと思います’86シングル。
♪中山美穂『クローズ・アップ』
スー)あのね弾きたかったんですよ、あのピアノが。サビのコード進行が好きで♪ソ~ラソ・ソ~ドシラソ・ソ~ラソここが好きなんですよ。5のマイナーなんですけどちょっと財津和夫っぽくひねってて。当時聞いてて、難しい事わかりませんけど「不思議な曲だなあ」って思って、それを弾きたかったということもありまして。
ミ)なるほど。
スー)そんな過去の記憶を。これからはかける前にフォルダー検索したいと思いますね。
ミ)3年位前にかかってたみたいですね。
スー)いかにも私がかけそうな。ややこしいことしよう、まだいらんことしようと思ってた初期月曜キュウオンのハハッ。
ミ)ハハハッ。
スー)クローズ・アップじゃなくてクロース・アップとか、言いたいだけやん!って感じでございます。
もうちょっと中山美穂さん行きたいと思います。今日は追悼の話なんで、普通は私「さん」をつけない主義ですけど、今日は「さん」をつけたいと思っております。ライブを聞くとやはり当時の思い出とか雰囲気に繋がって来るかなあと思いまして、ライブ盤が2枚あったようです。今日は中野サンプラザでのライブを録音した’94「Pure White Live’94」という盤がありまして、そん中から私が個人的に好きな『Sea Paradise-OLの反乱-』という曲があります。ちょっと説明要りますけども、このシングルは’94で、‘90年代OLっていう言葉がまだあったんですよね。制服OLとか言って制服を着てコピー取りとかお茶汲みとかっていうのが揶揄される時代。そういうOLの一応ヒーローヒロインって言いましょうか、憧れの存在として中山美穂さんがいらっしゃった頃の曲かなあと思ってかけたいと思います。
ライブ盤で『Sea Paradise-OLの反乱-』っていう曲には振り付けがあり、その振り付けを説明してるMCも残ってますんで、MCから曲に行きたいと思います。ライブLIVEって言葉ってホントに「生きてる」ってことなんで本当に彼女の生前の、凄くエネルギーに溢れてパフォーマンスしてるっていうのが伝わる感じなんです。中山美穂in中野サンプラザ。
♪中山美穂『Sea Paradise-OLの反乱-』
スー)「OLの反乱」って仕事放ったらかして遊びに行く、私も当時会社員だったんで、この気持ちわかるなあ‼って。面白い歌詞だなあ作詞家誰かなあ、中山美穂さん本人でございます。俳優として天性のものがあると思いましたね「もしも願いが叶うなら」(’94,1-3)浜田雅功と丁々発止の。
ミ)そうそう!
スー)2024年12月6日お亡くなりになって 享年54でございます、ご冥福をお祈りします。
最後のゾーンは’60年代からスタート。
【ラスト・ゾーン 大物女性歌手・ロンバケ・人間交差点】
スー)清水のmasakiさんありがとうございます《つい最近の中山美穂さんの衝撃が大き過ぎたせいもあるんでしょうが、今後も自分が好きだった人達の訃報に心を痛めるのは仕方ないことなんでしょうね。それでも私の拙い音楽経験の中でも、出会った時にはもう故人だった》ありますよねぇ私にとってのジョン・レノンだ《亡くなって時間が経って初めて魅力がわかったというアーティストの曲も多い》。
ミ)はい。
スー)《よく亀淵昭信さんが「どんな曲も初めて出会ったらそれは新曲」と仰ってますが、故人の功績を引き継ぎ伝えて行くのがラジオというメディアなのかなと思いました。そしてその番組が「9の音粋」なんだと思っていました》ありがとうございます、頑張って行きたいと思います。亡くなった後でもいいから(ミュージシャンの)生前の音楽に耳を澄ませて「いいなあ」とかって言うだけでも、充分ラジオの役割はあるかなあと思っております。
さて大物女性歌手シリーズでございます。7/26にお亡くなりになった園まりさん享年80 。練馬のおいなりさんブルートパーズさんばらーどキリンさんずうとるびから始まるさんaiaiさんた~っくさん(予想リクエスト)貰ってます。代表曲『逢いたくて逢いたくて』(’66,1)作曲は宮川泰先生。私世代はよくモノマネされてる人(というイメージ)、森昌子がモノマネしてる人という。
ミ)上手いんですよね。
スー)そうそう。だから具体的にはあまり知らないんですけれど、宮川泰さんの非常に朗々としたメロディがよろしいかなということでかけたいと思います、これが大物女性歌手1人目。そして八代亜紀さんが昨年の12/30にお亡くなりになって報道は今年だったんで、今回取り上げたいと思っています。何回かかけましたけれども、小西康陽プロデュース「夜のアルバム」(‘12)これが中々いいので、その中からジュリー・ロンドンで有名な(‘55)『クライ・ミー・ア・リヴァー』という曲。フフッ是非ねジュリー・ロンドン版と聞き比べて下さい、もうそっくりです。この前なんか話聞いたなぁ島津亜矢に「ロック歌ってみればいいじゃん」って言ったのは八代亜紀だったと。
ミ)わぁ素晴らしい。
スー)だから両方共演歌なんですけれども、ジャズを持ってる八代亜紀が「やっぱり洋楽もいいんじゃない」って思ったんでしょうね。というわけで八代亜紀のジャズとはどういうものか、というのを聞いて頂きたいと思います。
♪園まり『逢いたくて逢いたくて』
♪八代亜紀『クライ・ミー・ア・リバー(CRY ME A RIVER)』
スー)八代亜紀さん2023年12/30没享年73。さて八代亜紀さんが亡くなった2023,12,30は奇しくも大瀧詠一さんの亡くなった2013,12,30の丁度10年後。大瀧詠一さんと言えば’79『ユア・オンリー・ロンリー』で有名なJDサウザーさんも今年9月にお亡くなりになりました。大瀧詠一さんとJDサウザーの関係っていうのは、アルバム「A LONG VACATION」制作のきっかけっていうのが、パシフィック音楽出版朝妻一郎氏に大瀧詠一が『ユア・オンリー・ロンリー』みたいなのをやりたいと言ったそう。朝妻一郎さんの本を読みますと《六本木のウチの会社に大瀧君が現れて「ちょっとまたアルバムを作りたいんだけど」と‘80年代に入ってから来た。その時にJDサウザー『ユア・オンリー・ロンリー』をかけて「こういうのがやりたいんだ」と言って「最高!これいいよ」と答えて「A LONG VACATION」の制作が始まった》と。だから皆さん大好きな「A LONG VACATION」ってのは、JDサウザー『ユア・オンリー・ロンリー』から始まってる、ということで洋楽ですがフフッまぁ邦楽だろうということでかけたいと思います。JDサウザーは9/17享年78お亡くなりになりました。続けて西田敏行さん10/17享年76。西田敏行さんも大瀧詠一の『いかすぜ!この恋』っていうエルヴィス・プレスリーの邦題を繋いだロックンロールを歌ってて、これが上手い!大瀧詠一さんにからめて2曲。
♪JDサウザー『ユア・オンリー・ロンリー』
♪西田敏行『いかすぜ!この恋』
スー)Twitter・Xのポストでアートハウスさんが《『ユア・オンリー・ロンリー』は中山美穂さんが主演している映画「波の数だけ抱きしめて」(‘91) の挿入曲でした》。
ミ)リンクしましたねえ。
スー)私もあの映画のサントラでこの曲知りましたね、30年前の話でございます。
ラストは高石ともやさん、この方は日本フォークロック界の人間交差点みたいな人で、そもそもデビューが’66と“フォークの神様”岡林信康よりも2年早い。ついつい私らも岡林信康や吉田拓郎から話始めるんですけども、高石ともやがいたということですね。一般的には’68『受験生ブルース』で語られますが、高石音楽事務所っていう事務所はフォーククルセダーズ始め様々な音楽家のマネージメントをし、更にはっぴいえんどがレコードデビューしたレーベルURCの母体となったと。正に人間交差点でございます。私も不勉強で歴史がまとまってないですし、語られていない感じもします。日本にフォークだロックだというのがあるなら、それはこの方のおかげだなあと思いますね。今日は『私に人生と言えるものがあるなら』高石ともやとザ・ナターシャ・セブンの曲行きたいと思います。歌詞が今日の2時間終えての気持ちみたいな感じを代弁しておりますね《愛していたのにあなたは消えた 信じていたのに なぜかわからない 許されるのならやりなおしてみたい できることならあの日に帰りたい 私に人生と言えるものがあるなら あなたと過ごしたあの夏の日々》
♪高石ともやとザ・ナターシャ・セブン『私に人生と言えるものがあるなら』
スー)追悼ということで、遺された音楽というものを楽しみましょうという回でございました。来週は3ヶ月に1度のリクエスト特集10/7から今日までの特集で、あの曲も聞きたかったという曲のリクエストをお願いします、今ポストしました。〆切は今週金曜(12/27)いっぱい、#BAYFM月9 メールcue@bayfm.co.jp で受付ております。お気楽にどうぞオンエアは12/30です。
先程Twitter・Xで画像ポストした「ポン出しSE集」リストがありますが、使ってないポン出しがありますんで、それを入れてクレジット行きたいと思います。「BAYFM9の音粋月曜日お相手は、アシスタントディレクター岡部いさこ♪ウォウォウ、ミキサーミツヤマさん♪チュンチュンがチュン、ディレクター浜野勉さん♪ハァヨイショ!、プロデューサー西宮ヒロキ♪ボンバーヘッド‼」ハハッ!テンポ悪っ!
ミ)DJはミラッキ大村と。
スー)スージー鈴木でした。
スー・ミ)ありがとうございました。
===終了===
★みにょん:グラミー賞In Memoriam(追悼コーナー)のような、遺された音楽と音楽家たちへのリスペクトを表し、その音楽を楽しむ2時間。《亡くなった後でもいいから(ミュージシャンの)生前の音楽に耳を澄ませて「いいなあ」とかって言うだけでも、充分ラジオの役割はあるかなあと思っております》月9ならではの素晴らしい時間だった。スージーさんが常々言うように、紅白でこそ、こういうコーナーを設けるのが音楽文化を受け継いでリスペクトする証になると感じた。
☆来週(12/30)リクエスト大賞10/7-12/23までの特集の中から聞きたかった曲リクエスト募集。
☆番組特製ステッカー:シェア大賞:パンプンさん:メール大賞・ランシローさん