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私が発信する理由【桜蔭〜医学部までの振り返り】

文章を書くのは苦手…ですが、そんな私が文章を書いてみたいと思います。
それはある1つの思いのために。。
『不妊治療で苦しむ人が1人でも減って欲しい』

HPの自己紹介だけを見ても、なぜ私がこんなにSNS・ファッション雑誌・女性誌・新聞で妊活や生理や卵子凍結について発信しているのかが理解してもらえないのではと思い、noteを始めました。

ただの出たがりか、、と思われるかもしれないのですが、正直なところ私は誰かが他に同じ発信をしてくれるのであればやって欲しいと思っていました。
(実は今でも少し思っています)

私の生い立ちに振り返り、ここに至るまでのターニングポイントをお伝えしたいと思います。


桜蔭学園中学入学

まず東京出身の私は所謂中学受験をして、桜蔭学園中学に入学した。
勉強はするのが当たり前、まさに息をするように勉強をするタイプか、、と言われるとそうではなく。
最初は近くのサピックスに小学校3年生の途中から入り、何となくαクラスに入り続けていた記憶だが。
ただ、マンスリーテストというものに追われていた印象だ。マンスリーテストでクラスを落ちたくないから復習するくらいなモチベーションだ。ただ、あの時の中学受験と今は大きく違うだろう。
そんなこんなで入学してからはほぼ全員が自分の小学校の1番だ。想像してはいたものの、自分の今までアイデンティティの一つとしていた勉強ができるという部分は一瞬でなくなった。
何と中学で初めて話した子は塾に行かずに桜蔭に入っていた。後にその子はまたもや塾に行かずに桜蔭を首席で卒業し、もちろん東大理三に入った。中学校一年生で最高峰に出会えた事は変なプライドを持たずにその後の人生を送れることに繋がり、本当に良かった事だと思っている。

医学部進学までの間

桜蔭学園は中高一貫校の女子校である。
桜蔭高校から医学部への進学率は高い。
そのため、高校になると理系志望メジャーという当時にしては珍しい女子校で、140/240人くらいが理系志望だったと思う。
そのうち医学部志望が80人というものだから、数学と物理が好きでとりあえず理系と決めた私の周りはほとんど医者志望。こんなに皆んなが医者になるなら、私はならなくて良いか、と思った記憶がある。実際には理転する人や浪人生含めて、最終的に100人くらいが同じ学年で医学部に入るのではないかと思う。100人/240人が医者という不思議な学校だ。
中学の卒論で『人類遺伝学』について書いたものなので何となく遺伝子に興味を持ち、遺伝子工学に携わりたいといつしか思うようになった。
大学は理工学部を受験し、東大には落ちてしまったが、早稲田大学に入学した。
入学してすぐに実験が始まった。高校の理科の実験でやっていたもののレベルではない。朝10時集合で初回は課題が終わるまで20時までかかったと思う。
何週かその実験を繰り返すうちに、自分はこの研究課題に本当に向いてないと思った。
黙々とやる作業より、人とのコミュニケーションが好きだった。そこで、遺伝に関われて、人とのコミュニケーションが多くて、基礎研究をあまりしなくても良い学部はどこか考えた。
そのタイミングで祖父が亡くなった事で、自分の無力感を感じ医学部を目指すことにした。夏前に早稲田大学の担当教授の面談を受けて大学を休学させてもらった。親にも入学金を払ってもらったのに再度受験を決めたため頭を下げてお願いし、都内の大学に進む事を条件に何とか承諾を得た。この時に自分の進路について早めに考えることができて良かったし、さらに受験をさせてくれた親に感謝している。

医学部入学後

何とか、家から通える都内の大学ということと学費の条件の関係で受験できた国立と私立の合わせて4つの大学のうちの1つである順天堂大学に合格した。センター試験(今の共通テスト)の結果で順天堂大学に合格を頂き、私の入学年から学費を半額にしてくれた順天堂大学のタイミングは本当にありがたかった。その年から私立大学医学部の中で学費が安いのは、慶應大学医学部、順天堂大学医学部、東京慈恵会医科大学の順番になっていた。現在では私立大学医学部の中で1番学費が安いのは順天堂大学医学部である。地方の国立大学医学部に行き学費と生活費の仕送りを送るのと、自宅から大学に通うことを考えると確かに親の金銭的な負担は変わらないのかもしれない。そんなこんなで私は早稲田大学を退学し、19歳で医学部での勉強を始めた。

桜蔭〜医学部はこちらとさせていただきます。
後半は医学部〜産婦人科医になるまでについてお伝えします。note記事では私のパーソナリティや原動力を知って頂けると嬉しいなと思って記事を書いています。また、卵子凍結や妊活、婦人科の病気についての論文やガイドラインの内容について記載していきます。

グレイス杉山クリニックSHIBUYA院長 岡田有香
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