見出し画像

LGBTQ―聖書はそう言っているのか?

「LGBTQと聖書―聖書はそう言っているのか?」と題する8週の講座(eラーニング)にお招きしたいと思い、(講師の藤本満牧師から)簡単な紹介をさせてください。

社会も教会も男女二元論で性を考えてきました。しかし、その二元論には当てはまらないLGBTQ(性的マイノリティ)の方々がおられることは、最近ではもう十分明らかになったと思っています。ですから、性の多様性という言葉も定着し、性的マイノリティの方々への差別はハラスメントとなり、さらに同性婚を認める国も多く出現してきました。この現実から目を背けることはできません。

しかし、教会はそれらの方々をまるで存在しないかのように・・考えないようにしてきました。神によって創造され、イエスさまが愛しておられる一人ひとりであるにもかかわらず、男女二元論に当てはまらない人々を、教会はいまだに受け止めようとしていないところがほとんどです。そういう人が教会には来ない、あるいはいないと錯覚しているようにも思います。

どうして教会は、この問題を敬遠したり否定的に考えるのでしょうか。
それは、否定していると思えるわずかな聖書箇所と、創世記の神は人を男と女に造られたという二元論でしか性を考えない、その発想から抜け出ることができない、抜け出たら神の御心から逸脱してしまうと思う方もおられるでしょう。

しかし、聖書は男女二元論の枠に当てはまらない人々を排除しているのでしょうか?――これが本講座の問いです。

聖書は当時の読者に何を語って来たのか/何を語っていないのか/福音に照らして何を語ろり得るのか。

週ごとに、聖書箇所を掘り下げて検討します。その背景、その意味、私たちに投げかける課題、福音の真髄を浮き彫りにしていこうという試みです。

1.LGBTQとは――その歴史と課題
2.ソドム
3.レビ記18:22
4.Ⅰコリント6:9~10/Ⅰテモテ1:10
5.ローマ1:24~27
6. ここ↑は、議論が複雑ですので、2週に分けて考えて見ます
7.LGBTQの方々の尊厳
8.独身から同性婚まで(性の多様性と、その実際)

毎週、質問を受け付けます。異論・反論、なんでも。この講座(note)を受講(購入)されますと、スマホ・タブレット・パソコンとどんな電子端末でも、またいつでも、繰り返して視聴できます。

単なる性的マイノリティの問題だけではありません。「普通」という枠に強引にはめ込もうとする社会にあって生きづらさを覚えている人に聖書は何を語れるか?という挑戦だと思ってください。

難しい聖書釈義に触れます。そんなに単純に文字通り読んでしまうと、時に自分の考えを読み込んでいるだけの場合もあります。当時の言葉が当時の読者に何を語ったのか、何を語っていないのか、そして現代の知見と体験に何を語り得るのか、そしてもう一歩進んで、福音は、この課題に何をかたり得るのか。聖書は、現代に生きる私たちに何を語ろうとしているのか、格闘して行きたいと思います。
ぜひ、この課題を通して、人の尊厳、人の罪、神の御心がどこにあるのか、福音に生きる私たちを思い描いてみようではありませんか。(藤本 満)

講座は、2023年10月9日から8週間で6000円。
この「有料note」に、週毎に動画と質問のリンクが追加されていき、無事終了いたしましたが、今からでもアーカイブ受講ができます。

ここから先は

6,661字 / 4ファイル

¥ 6,000

運営補助費として、心からの感謝とともに大切に使わせていただきます。