無自覚の怒り 〜 お金とパートナーシップの関係⑥
▼前回
今回は「対価」について書く予定だった。
けれど、直近ブロック外しイベントが起こったので、記憶が新しいうちに書いてみることにした。
ブロック外しのステップを細かく書いてみたら誰かの役に立つのかも、とふと思ったから。
ここまでずっと、スピリチュアルでいう「ブロック外し」について書いてきた。
過去の出来事やそれについて感じた感情が「ブロック(思い込み)」を作っているということ、それを外すあるいは壊すことで自分を自由にしていく方法のことだ。
個人的に、一番苦戦するのはこのブロックに気づくというステップだ。
ブロックは無意識下にあり、自分の一部なのに、いやだからこそ発見できない。発見できない限り外すことも壊すこともできない。
今回のブロック外しイベントが開始したのは、1ヶ月半くらい前だった。
細かいトラブルが増え始めた。
一番おかしかったのはヤンキーっぽい柄の悪い男性に絡まれることだった。
そう、何度も。
普段そうない。
…イライラする、のではなくてわざとイライラさせられている感じがした。
わたしがわたしをイラつかせようとしている。
ここでわたしは怒りたいんだな、と気づく。
たぶん、どこかに自覚できない怒りがあって、それは元夫に関することらしい。
そう考えたのは、相手がことごとく男性だからということと、ひとつインスピレーションが来たからだった。
「まだ、離婚してない。結婚をやりきってない。」
突然降りてきたメッセージには心当たりがなかった。
色々な細かいトラブルに見舞われるとき、スピリチュアルでは「エネルギーの波動が落ちている」ことを疑う。
スピリチュアルに詳しくない人に一応説明すると、自分の気持ちや状態が落ちていると同じような現実が目の前に現れるという考え方から来ている。
「ひとは鏡」が前提にあるので、目の前のひとが怒っていればそれは自分が同じような気持ちを持っている(波動でいる)からだと考える。
世界は自分が創っている、自分の怒りが先にあるから、目の前のひとが怒っている現実が現れるのだということ。
けれど、わかったのはそこまでで、その奥がわからなかった。
わたしは、もう元夫に怒っていないからだ。
もちろん、結婚しているときはまぁ色々なことがあったのだけれど、離婚した時点で、もう彼に何もいうことはなくなった。
怒っていない、というより普段彼のことを考えることがまずない。
離婚してからの方が関係は安定していて、快適だ。
相手に期待しない。
それがどんなに楽か。
一緒に暮らしているころは、洗ってくれたはずの食器に未だこびりついている汚れだとか、そのくせわたしのお風呂掃除のやり方に文句をつけてくるところだとかにいちいち腹を立てていた。
けれど今は、わたしが一人で出かけたいときに子どもの面倒を見てくれたらそれは感謝でしかない。
瞬間の感謝だけが次々と発生しては、消えていく。
明日彼がいなくなっても、わたしは何も困らない。
ここがプラマイゼロの状態。
けれど、いてくれたらプラスが生じる。
話を戻す。
現実で気になるのは、細かいトラブルだけではなかった。
周りの男性に今までよりさらに優しくされるようになった。(主に会社で)
会社のツール(公の場)で業務について軽いクレームがあった際に、かつて憧れていた男性(そこまで仲がいいわけではない)から「おれはあなたの業務にすごく感謝している」とわざわざダイレクトメッセージが送られてきた。
他部門との折衝がうまくいかずに自部門の業務が増えてしまったときに、上司から「僕も〇〇さん(その上の上司)も何があってもgracefruitsさんの味方だから」と率直に伝えられる。
ちょっとした心遣い、を超えた熱を感じるメッセージを連続して浴び、戸惑った。
嬉しさと、ほんの少しの違和感を感じた。
細かいトラブルだけなら、自分の状態が悪いのだと理解するのだけれど、反対にいいこともあるとなると、そうではないような気がする。
よくわからなくなってきていた。
潜在意識がわたしに伝えたいことが、わかりそうでわからない。
けれど、今のわたしの方向性が間違っているわけではなさそう。
そんなことを1ヶ月強繰り返し、やっと原因が判明したのは1週間前だった。
長くなったので、次回に続きます。