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シングルマザーの「結婚」のブロック

今日、グループセッションを受けた。
そこで自分の結婚についてのブロックを発見したのでシェアしてみる。

自分の先祖のエネルギーを感じるワーク。
母方の祖母と父方の祖母。
頭では、父方の祖母なんて何もないと思っていた。
女の業、みたいな言葉に似つかわしいのはどう見ても母方だった。

でも。
急に降りてきた言葉があった。

「別の男の子どもをこのひとに育てさせるなんて」
と祖母がいう。

わたしの実家は田舎に帰るという習慣がなく、当然わたしも祖母の記憶がほぼない。
いや、ひとつあったのをそれまですっかり忘れていた。

祖母は明治生まれで、同郷である旧祖父のところに嫁いできた。
けれど、旧祖父は長男ひとりだけを残して、なくなってしまう。
その家に、新祖父が婿入りした。
わたしの父は次男で、新祖父のこども。
つまりその家を継げるのは、長男であり父の兄だけで、それ以外の人間はその家から見ると全員よそ者という状況だ。
けれど、その父の兄も嫁と長男を残して亡くなる。
そのあと、嫁と長男は家業を放り出し遺されたわずかな財産を遊んで食い潰し、祖母もいじめられたらしい。

わたしは、後から父に聞いた。
そして祖母が亡くなったから、あの家とは縁を切ったよと。

その祖母が泣くのだ。
「悪かったねぇ、あんたに全部背負わせて。」
祖母は新祖父を愛していたんだと思った。
でも、だからこそ「申し訳ない」がとても強かった。
さらさらと繊細な小川みたいなエネルギーが申し訳なさそうにでも絶え間なく流れてくるのだ。
旧祖父のことも多分とても愛していたけれど、それを口に出せない。
「守りたい」という意思だけを愛情の代わりに自分の裡に残して、
誰にも言わずに、ひっそりとすべてを抱きしめている。

片側で、新祖父はしあわせそうだった。
すきな女性を守ることができて満足そう。
そもそも、生きているだけでしあわせだみたいなひとに見えた。

わたしが、ここから自由になれば、
祖母も自由になれるんだろうか、とふと思った。
祖母に祖父の思いは伝わるんだろうか。

わたしの中に罪悪感があった
「別の男の子どもを好きなひとに育てさせる」ことをよしとは思えなかった
結婚どころか、恋愛からも確実に自分を遠ざけた

この記憶を見てしまったということは、あの家を継いではいなくとも
わたしは血とともに何かを受け継いでしまっているんだとも思う。
それはでも枷としてではなく、ギフトの裏にあるものとして。

わたしは、離婚してから、再婚についてずっと考えてきた。
した方がいいのか
したいのか
いや、そもそも結婚て必要なのか
こどもにとってはどっちがいいんだろう
いや、そもそも自分の気持ちは
…とかなりうろうろしていた。

でも、今日とりあえずブロックは取れたと思うので
今後の自分の気持ちがどうなっていくか楽しみ。

同じようなブロックを抱えているひといるかもなと思ったので
シェアさせていただきました。

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