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見捨てるという最上級の愛

先日、わたしは元夫と二度目の離婚をした
ような気がした

離婚してもう3年が経った
けれど夏くらいからだろうか
「まだ離婚は終わってない」
となぜか聞こえてくる

気になったけれど
心当たりがなくて何もしようがなかった

怒りを伝えていないとか?
なくはない
何も伝えないままわたしたちは別れた
わたしが別れたいといったとき
彼は何も言わなかったから
理由を問われれば
わたしは怒りを伝えていたかもしれない

けれど今はもう何もなかった

彼に対して
愛も未練も後悔も期待も憎しみも
悲しいほどにさっぱりと残っていない

そう思うのに
何かがつかえているように感じていた
言わなくてはいけないことがあるような

そして先月
長女の様子が変化していることに気づいた
なんというか
彼(彼女にとっては父親)を
バカにするような言動が目につくようになった
「パパは何にもしないよ、何にも」
と笑う彼女を見ていたら
なんとなく不安になって
もう一度彼と話さなくてはいけないことを
考えるようになった

彼には余裕がなく養育費はもらっていない
けれどもらうべきなのかもしれない
養育費というのは
わたしの権利ではなく娘たちの権利だから
わたしが勝手に放棄した判断は
間違いだったのかもしれない
ここを考え直したら
関係も見直すことができるだろうか

そうこうしているうちに受けた
グループセッションで
「縁切り」の話が出た

交際を終えていたとしても
離婚をしていても
縁は残っており
その縁は
新しい縁が成就するのを妨げる
だから
過去の縁を切る必要がある

それから2週間くらいが経ち
その出来事が起きた

離婚したとき
この人はわたしのことを
好きでもなんでもなかったんだな
って思った
結局
今まで自分のことを愛していたひとなんて
いなかったんだと思った
掴んだものなんてなかった
娘たちに申し訳ないと思った
わたしが愛されていないから
わたしの娘であるこの子たちも愛されない
けれど彼女たちは「パパ」が好きだった
だからそのことは秘密にしようと思った
あなたたちは愛されて生まれてきた
パパもあなたたちのことを思っているよ
そう言い続けてきた

一昨日また同じことを思い
けれど今回はもうあきらめることにした
一緒にいた時間を嘘だと思いたくなくて
本当は意味がないと
わかっていたけれど
それでもあきらめきれなかったこと
それでも娘という存在が
彼を支えてくれたら
もしかしたら何か変わるんじゃないかと
ほんの少しだけ期待していたこと
父親である彼だけは残るのかもしれないと

そんな小さな希望も全て捨てた
わたしは本当に彼をあきらめた
というか見捨てた
それがわたしの二回目の離婚

その後にまた出会ったのは
やはりバシャールの動画で
今回のタイトルはそのサムネからいただいた
最後に貼っておく


女性:わたしは夫と別れる決断をしました

バシャール:なるほどそれはなぜ?

女性:わたしはお互いが…

バシャール:周波数的に合わない?

女性:はい 少なくとも今は

(中略)

バシャール:
相手に対する最上級の愛は
相手が選んだ行動に対して
「結果を見せる」ことであり
それはその相手から
物理的に離れることである場合もある
相手は
その結果が自分の選択によるものであることを
理解する必要がある
相手は
その結果により離れたあなたに合わせて
一緒にいることを選ぶか
今の自分の周波数にあった何かを
新しく見つけることを選ぶ
その自由を与えることが
その状況でできる最も「無条件の愛」である

女性:はいわかりました、でもものすごく苦しいんです

(動画は続きます)
ほんの3分ほどの動画なので
ぜひ最後まで見てみてくださいね(一番下)


わたしは彼を見捨てて、軽くなろうと思う
彼には彼の人生があって
わたしは彼の荷物を代わりに背負うことはできない
ずっとわかっていたけれど
どうしてもそれを認めたくなかった
他の人の荷物を背負うことは泥棒らしい
だったらもう手放さなくては

父親に愛されないこともは不幸だという思い込みも
自分だけでは子どもたちを守れないのかもしれないという不安も
父親という肩書きがなくなった彼が受けるダメージを想像することも
それらを彼のせいにすることも

これがわたしが彼に最後にしてあげられること

ということで
無事離婚が完了しました
晴れて心も独身
ちゃんと薄情な女になってやる
よーし
新しい男に会いに行くぞ
愛し倒してやる



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