長女の第一歩
人と交わるのが少し苦手な長女。
コミュニケーションが少し苦手です。
周りの目が気になるし、強い口調で言われると涙が出てしまう子です。
そんな長女が小学校6年生の夏休み、急に英語に興味を持ち始めました。
何がきっかけかは分からないけれど、夏休み後半には、よくYouTubeで
Kevin's English を見ていました。
そこから徐々に気持ちが前のめりになり、8月終わり頃には留学に行きたい!と強く言うようになりました。
私は、娘の強い発信に何か転機が訪れているのかも知れない…と思い、様々な留学に関する情報を集め、留学カウンセラーの人とも面談しました。
「3か月行きたい」「半年行きたい」という娘の要望を目の前に、今までなかった意欲的な態度に嬉しく思う反面、本当に海外に行って楽しく帰ってこられるのか疑問(不安)で仕方ありませんでした。
というのは、きっと
「海外には自分のことを知らない人が多いから、自分を出せるかも」
「日本ではなく海外なら楽しいことが待っている」
「日本とは違う世界で新しい自分と出会える」
と思い、気持ちだけが前のめりになっているのではないかと思ったからです。
そしてそこには、娘が出来る実際の能力(コミュニケーションも英語も)と、本人が思い描いている状態との間に圧倒的な差がある、と思っていました。
その後、10月頃には少しトーンが落ち着いてきて、さてどうしたかな? もう少し放っておいて様子を見よう、と思った矢先、主人が知人から英語プログラムの話を仕入れてきました。
内容は、普段はオンラインで英会話を習い、それとは別に年間で合わせて10日ほど国内ホームステイをするのがセットになっているもの。
聞いた瞬間、私も主人もこれだ!と思いました。
国内だから何かあっても安心だし、ステイ先の奥様は日本人。
ステイ先の旦那様がオンラインで英会話レッスンをしてくれるので
慣れてくればホームステイもさらに安心だと思いました。
外国に行きたい娘にとって、そこまで乗り気ではないのを説得し、何も取柄のない娘の将来を考えて、思い切って申し込むことにしました。
始まってすぐにホームステイを申し込みましたが、レッスンが始まった直後にホームステイを設定した為、不安に駆られた娘は日が近づくにつれて号泣。知らない人の家に泊まりに行きたくないと連日泣き、延期することにしました。
そこから数か月レッスンを重ね、5泊6日のホームステイに行きました。
飛行機は何度も乗ったことがあったけど、一人で乗るのは初めて。
11歳まではジュニアパイロットプログラムを利用できると書いてあったので、今回はそれを利用してのフライトになりました。
到着したら、こちらからは連絡しないようにしていました。
でも、自由時間や空き時間に娘から連絡は入りました。
1日目、帰りたいけど、なんとか頑張る
2日目、帰りたいけど、落ち着いてきた
3日目… 猛烈に帰りたい、帰りたい、帰りたい、帰りたい、帰りたい…
LINEの嵐になりました。
奥様に連絡をとってなんとかやり過ごしてもらい、数日過ごし、
ようやく最終日。
お土産をいっぱいいっぱい買って、帰ってきました。笑
自宅に到着後は、しばらくお土産披露とお土産そのものの話ばかり。
そして徐々にステイ先での事を話してくれました。
早朝からパパが爆音でYouTubeを見始めるから眠れなかった…とか
トイレやお風呂があんまり…とか
帰宅後はぐったりして、1週間レッスンをお休み。
数年間学校に行かれず、人との交流もままならなかった娘にとっては、
確かに大きな負担だったと思います。
よくこんな状態で3か月海外に語学留学に行きたい、とか言ったな
と思います。笑
数か月後、それを本人に話したら「恐ろしいよね」と言っていました。笑
こっちのセリフだよ…
最後までお読みいただきありがとうございます。
今は中学生となった娘の様子を、また続きも含めて少しずつ書いていこうと思います。
どなたかの参考になれば嬉しいです。