中学受験(6年秋から当日まで。その2)
はじめに
中学受験を少し前に終えて、やっと振り返る余裕ができたので書き留めておく。大手のNに通塾し、都内の女子校(23年結果偏差値N45~55、首都模試50以上)に合格して通学中。6年時後半の偏差値平均は52程度。N生のボリュームゾーン
受験に備えて用意したもの
1,壁掛け用カレンダー(100均)を2つ
1つは職場からもらったもので十分だったので、1つだけ余計に買った。家族が一番滞在する部屋(我が家ではダイニング)の壁に2か月連続となるように貼っておいた。だから1つは12月があるものを一つ買った。
2,デスクトップカレンダー(100均)を2つ
これは子の学習机の上に置いておいた。視界に必ず入る場所だ。親ほどではなくても、本人が把握してもらいたい予定を記入する。余談だが、中学に入った後も2か月カレンダーを活用している。中期的な予定が見えて便利と話している。夏休みまであと何日かな~と(苦笑)
3,カイロと防寒具
塾からも説明があるが、当日の気候や気温がわからない以上、カイロは買っておくべき。
学校から、「教室はエアコンが効いています。」と説明がある場合もあるが、体育館や講堂を試験会場として使用する様な学校だと温度が不明なので、うまく調整ができるものを買っておいたほうが良い。塾によっては、前年の受験生本人や親のコメント・情報が載っていることもある。参考にはなるだろうが、暑い寒いというのは、本当に一人ひとり感覚が異なる。着脱しやすい服を買っておき、冬休み中から着慣れておくようにしておいたほうがいい。
4,携帯食料
学校にもよるが、試験の間の休憩時間に飲食が可能な学校がある。飲料のみ可の場合もあるので、学校の入試説明を読もう。受験当日は早朝から移動し、試験では頭をフル回転させる。瞬時に栄養が体にいきわたるものであったほうが良い。羊羹やクッキー、チョコレート、inゼリーのようなものが想定される。
5,文具
消しゴムと鉛筆。受験前夜にあれ足りない、これはどこ?を防ぐために、事前に調べて不足しそうなものだけ買っておいた。学校によっては、使用する文具を指定される場合もある(定規が必須という学校がある)ため、筆箱に入れておこう。
このあたりを冬休み中に買っておいて、1月から始まる受験に備えた。
1月受験当日(1月A校)
前日夕方まで講習を受ける。受験で早く寝る必要があるため、最後の1コマだけ受けないで帰宅させた。先生からも、教室の友達からもエールを貰ったそうだ。
本人にも、親にとっても初の中学入試である。試験開始時間に十分間に合うように普段以上に早い起床となる。そのため、前夜は講習中の日々よりもいくらか早く寝ることとなる。さいわい緊張が無かったためスーっと寝てくれて、朝もしっかり起床をしてくれた。朝のルーティーンの朝勉の計算をやってから朝食を摂り、少し休んでから、(本来は非推奨だが)車で受験会場まで向かった。
会場入りは父親と。母親は車を自宅に回送して、再度入試が終わるころに来てもらう事とにした。自分は、敷地内で本人と別れて湯島天神まで行く。
合格祈願である。多少奮発しておいた。
終了時間に間に合うように戻って合流。次いで、母親とも合流した。
この時点で午後の1時に差し掛かる時間で、本人はめちゃくちゃ腹が減ったと話していたが、会場付近にご飯を食べられるような店が無く、車であることを活かして、少し離れたファミレスまで移動して食べることになった。(到着時点で1時半をすぎていたくらい)
塾からは「『受験どうだった?できた?』と親から聞くな!」
と強く言われていたが、本人がぺらぺらと喋る。
うーん。よくわからないけど、合格はしたんじゃない?というポジティブな発言である。受験をしていなければ、午後の1コマ目から講習に行く日なのだが、本人に意思を確認したところ3コマ目から行きたいというので、行かせた。タフな子である。案の定、まわりから「どうだった?」質問を浴びまくったとのこと。
余談だが、試験会場は大学の教室であったため、80名ほど受験生がいて、本人も驚いたと言っていたが、同じ教室の同じクラスの子と上のクラスの子が数名いたらしい。その同じ教室同じクラスの子はその日の講習には来なかったと話していたので、1月入試期間の通塾については、本人や家族で考えて行ったほうが良い。我が家は本人の意思と体調を考慮して行かせた。
下見
1月A1校は、普段行ったこともないような大学での入試となったため、年末のうちに一度車で行っておいた。試験パンフレットも最寄駅から徒歩かバスという説明をしているため、車で行く場合はどこで降ろせばよさそうか、また一方通行などないかを確認するために下見を行った。当日は、似たような考えをする家族は多かったようで、車で会場に向かう親子はそれなりにいた。帰りは、近所のスーパーマーケットの駐車場を利用して待ち合わせをした。
合格発表
A1校は地方校であるためか、合格発表が4日後となっていた。入試後に本人が、ぜったいに私が見るから、それまで見ないこと。と念を押していたので、それを守った。発表時間は学校の授業中であったため、親は午後半休をとって帰宅して、子どもの下校を待った。帰宅するなりランドセルをほっぽりなげて、「結果見た?」の質問である。まだだよというと、「じゃあ見るからタブレットを貸して」という。手洗いとうがいをやってから!と答えて、タブレットを操作するが、どこに結果出てるの?というわけで、合格発表の一つ前の画面までは親が操作をした。ここに受験番号と誕生日を入れれば出ると伝えてやらせてみる。廊下までタブレットをもっていき、すこしして「よかったー」という声が廊下から聞こえてきた。合格の画面である。
順位も出ているので確認をして、教室に電話をさせた。
担任からも「よかったね。実力がしっかりだせたね。このまま2月まであと少しがんばろう」と言われたらしい。
親も電話を替わり、「ありがとうございます。一つ取れて安心しました。はい。予定通りあとは2月に備えてしっかりと。前受はもうやりません。」という確認をした。本人は一安心をしたようだった。
ユリウスにも電話をして報告。実力通りの結果でよかったです。この調子を維持すれば、二月に向けてしっかり走ることができます。と言われた。
以上が前受け受験のエピソードだ。