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組織学習

 ボルドリッジ(ボルドリッジ・エクセレンス・フレームワーク)は、米国発の「証明された」経営フレームワークです。ボルドリッジはまた、米国マルコム・ボルドリッジ国家品質賞(MB賞)の「審査基準」であり、それをもとに自己診断・審査を行い、組織の改善点を見つけ、改善します。

 ボルドリッジが大切にする核となる価値観と概念で次に位置するのが組織学習です。

組織学習
組織学習には、既存のアプローチの継続的な改善と大きな変化(すなわちイノベーション)の両方が含まれます。それが、新しい到達目標、新しいアプローチ、新しい製品、新しい市場に導きます。
(ボルドリッジ核となる価値観と概念より)

 最高レベルの組織パフォーマンスを達成するには、体系的なプロセスを介して知識を共有することを含む、組織学習への十分に実績のあるアプローチが必要です。
 今日のような厳しい環境においては、複数の業務の教育を受け権限を与えられた働き手と最新の組織的知識に基づく効果的なマネジメントは、非常に重要な資産です。

 組織学習には、既存のアプローチの継続的な改善、ベストプラクティスや新しいやり方の採用、大幅な非連続的な変更(イノベーション)が含まれ、新しい到達目標、アプローチ、製品、および市場につながります。

 学習は、組織の運営方法に組み込まれていることが必要です。これは、学習が、(1)日常の業務そのものの一部であり、(2)問題をその原因(根本原因)で解決し、(3)組織全体での知識の構築や共有に重点を置き、(4)重要な意味のある変化がもたらされ、革新する機会をとらえて推進されていることを意味します。

 学習の出発点には、働き手やボランティアのアイデア、研究開発、顧客の意見、ベストプラクティスの共有、競合組織のパフォーマンス、ベンチマーキングなどがあります。あなたが属するエコシステムも、学習の出発点の一つです。
 組織学習を通して得られる結果には、(1)新規および改善された製品や顧客サービスを通じた顧客への価値の向上、(2)新しいビジネス機会の開発、(3)新しく改善されたプロセスやビジネスモデルの開発、(4)エラー、不良、ムダ、および関連コストの削減、(5)経営資源すべての利用における生産性と有効性の向上、(6)社会貢献を行う際のパフォーマンスの向上、(7)変化や混乱への取り組みにおける俊敏性の向上、があります。

 継続的改善を組織文化とすることは、競争上の優位性を維持し持続させるために重要であり、ボルドリッジのベースです。

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 ボルドリッジ・エクセレンス・フレームワークの要約版、「ボルドリッジ・エクセレンス・ビルダー【日本語版】」が、米国NISTのウェブサイトからダウンロードできます。ページ下方の Non-English Versions / Japanese を参照ください。英語版とページ、形式を合わせてあり、対訳版としてもご欄いただけます。


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