見出し画像

組織・機関法務

 「内部統制評価基準 勝ち抜く会社の800のポイント」は特に「業務の有効性と効率性」を基軸にした「内部統制」の有効性を診断する評価基準です。この評価基準を活用した内部統制の仕組みづくりでは、内部統制に関わる組織経営のプロセスを8つの側面(カテゴリ)に分けて、具体的に仕組みに落とし込んでいく方法をとっています。

 内部統制評価基準の8つのカテゴリーの8つ目は
8.法務・コンプライアンス
です。

 会社組織全体に関わる事柄を法的に管理する組織法務・機関法務について確認します。

8.(3)組織・機関法務
 会社の組織や機関に関し法律に則って行うことの重要性を認識し,適切に実践されていますか。

 会社の設立、株式発行、定款変更、組織再編などの手続き、株主総会・取締役会などの機関の運営の基盤となるのは会社法です。

 株主総会・取締役会の開催、監査役による監査、その他組織・機関に関する手続きは、会社法の規定に沿って行います。
 金融商品取引法等、会社法以外の法令に基づく手続きも適切に行います。
 株式に関わる法的な諸業務(発行や分割など)、子会社その他グループ企業の管理、M&Aや組織再編についても、法令に沿って適切に行うことが重要です。
 また、こうした法令に沿って、会社の組織運営に関する様々な社内規則の整備を行い、経営会議等についても社内規則等に基づいて手続きを行います。

★★

 内部統制評価基準改訂版「内部統制評価基準 勝ち抜く会社の800のポイント」については、NPO法人内部統制評価機構のウェブサイトをご覧ください。

 ボルドリッジ(ボルドリッジ・エクセレンス・フレームワーク)は、米国発の「証明された」経営フレームワークです。
 筆者らが翻訳した、ボルドリッジ・エクセレンス・フレームワークの要約版、「ボルドリッジ・エクセレンス・ビルダー【日本語版】」は、米国NISTのウェブサイトからダウンロードできます。ページ下方の Non-English Versions / Japanese を参照ください。


いいなと思ったら応援しよう!