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試行錯誤でなく実行
変化の激しい事業環境において、組織は、リスクを管理し、かつてないほど短いサイクルタイムで変革をもたらす能力が求められます。
変革への対応時間を大幅に短縮するには、
・業務システムの刷新
・業務単位や業務プロセスの単純化
・サプライヤーやパートナーとの連携の迅速化
・プロセスや場所の切り替えの迅速化
などが求められます。
どこかで試行してうまくいったらそれを現場に導入するということでなく、現場で実践しながら、成功に向けてうまくいくようにマネジメントしていくという方法がとられます。
「試行」ではなく「実行」です。
そのためには、それまでの実践の積み重ね、すなわち組織としての学習が重要な鍵になります。
こうしたことから、ボルドリッジにおいて、組織の学習と俊敏性が関連付けて捉えられています。
組織の学習と俊敏性(Organizational Learning and Agility)
組織の学習には、既存のアプローチの継続的な改善と、新しい目標、アプローチ、製品、市場につながる大きな変化またはイノベーションの両方が含まれます。組織的な学習は、俊敏性、迅速な変更、運用の柔軟性を可能にする必要があります。
(Baldrige Core Values and Concepts (NIST) より。翻訳筆者)
俊敏性はすなわち時間の短縮です。
競争上の課題に対処する上での主要な成功要因は、設計から市場投入までの時間(製品やサービスの機能を提供開始するのにかかる時間。イノベーション・サイクルタイム)です。急激に変化する市場の要求を満たすために、組織は、市場調査やコンセプト作りから商品化や実装に至る活動を段階的に統合する必要があります。
いまや、時間に関するパフォーマンスのあらゆる側面がより重要になってきており、サイクルタイムは主要なプロセス評価尺度になっています。
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ボルドリッジ・エクセレンス・フレームワークの要約版、ボルドリッジ・エクセレンス・ビルダーは日本語で読めます。
「ボルドリッジ・エクセレンス・ビルダー【日本語版】」は、米国NISTのウェブサイトからダウンロードできます。
下方の Non-English Versions / Japanese を参照ください。英語版とページ、形式を合わせてあり、対訳版としてもご欄いただけます。