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働き手(WORKFORCE)

ボルドリッジ・エクセレンス・ビルダー【日本語版】」には、「働き手(workforce)」という言葉が出てきます。「働き手(workforce)」とは何か、社員や従業員、職員とは何が違うのか。

この用語がボルドリッジ・エクセレンス・フレームワークに初めて登場したのは2007年。以前「被雇用者(employee)」とあったものが、意味が広がるにしたがって、用語も変わってきたものです。
こうしたことから、【日本語版】でも、一般的に使用される「社員」「従業員」などと区別するために「働き手」という訳語を充てました。

主要用語集(19-21ページ)で確認すると、
働き手は、組織によって積極的に監督され、組織の業務の遂行に関与するすべての人々のことを指しています。
正社員、非常勤社員、臨時社員、現場勤務および遠隔勤務の社員、組織が監督する契約社員など、有給のメンバはもちろんのこと、場合によってはボランティアも含みます。

加えて言うと、原語の workforce は集合的な全体を表す意味をもつ言葉で、その訳語である「働き手」も専らその意味で使用しています。
このため、働き手の一人ひとりのことを言う場合は、「働き手メンバ」と言ったりします。

注記:グローバル・クオリティ・フォーラム(GQF)の以前の成果物「マルコム・ボルドリッジ賞審査基準書2011-12年版【対訳版】」(2012年、日本経営品質賞委員会発行)では「働く人々」となっていましたが、同じ意味(原語は同じ workforce )です。


※ボルドリッジでは、主要用語集が提供され、重要な用語は定義されて使用されます。定義されそれが共有されていれば、その用語を別の言葉に置き換えても問題ありません。読者は、例えば「働き手」を自組織に合わせて「社員」という言葉に置き換えて、読み進めるということができます。

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