グルーで引き出す
通常であれば
ランプハウジングという
クォーターの後ろについているパネルの交換ですが
グルーであれば
うまく引き出せそうなのでやってみました。
厳密にいえば
グルーのみではなく
一番下の部分はフックも使って引き出しています。
この引き出しのポイントは
点や線ではなく
面で全体を同時に引き出していることです。
これはグルーだからこその引き出し方です。
全体を同時に引くことで
力も分散されますし
パネルもあまり変形させずにキレイに引き出せます。
この引き出しで使っているタブは
KECOのセンチピード リジット アイスです。
センチピードシリーズの中で最強の引張強度があります。
1回目の引きでだいたいは引き出せましたが
まだ少し入っている部分があったので
この2回目の引きです。
これで大まかな引き出しは完了です。
右側の正常なバンパーブラケットの取り付け部と比較。
僕は計測が大事と考えていますので
数箇所のポイントで確認しながら引き出します。
僕の会社の大先輩(引退してます)ですと
あまり計測をせずに感覚でやっている方もいましたので
仕上がりにバラつきがあったのではないかなと。
ドンピシャでいくときもあるとは思いますが
少し引き出しが足りなかったり出しすぎたりの場合
パッと見た感じはわかりませんが
じっくり見ると何か違和感のある仕上がりになります。
そういったことを防ぐためには
しっかり計測をして
出すとこ出して
入れるとこ入れてやれば
キッチリと正確な仕上がりになります。
クォーターの凹みもグルーで引き出し
ランプハウジングの手の入る部分はハンマーとドリーでならします。
ランプハウジングはグルーで引き出す時に多少は変形しますが
極端に変形しないので修正は楽です。
新品のバンパーブラケットをつけ
新品のバンパーをつけて隙間とツラの確認をします。
グルーで引き出すという選択肢がありましたので
今回のようにリペアすることができましたが
無ければ
粗く引き出して
ランプハウジングを交換したんじゃないかなと。
僕はなるべく直せるモノは直したいと思っています。
それには技術(僕はたいして無いですが😅)とツールが必要です。
ちょいちょいGPR(グループルリペア)をやってますが
今回のリペアでこれを持ってなかったらできなかったかなと思うのが
・KECO センチピード リジット アイスの幅が広いタイプ3つ
(ちなみにブルーだと引き出しきれなかった気がします。)
・そのセンチピードを引くためのアダプター 3つ
センチピード リジット アイスはセットで買ってたので
幅の広いタイプ3つはクリアしてました。
それとセンチピードを引くためのアダプター3つを
買って持っていたのは以前の反省があったからです。
この凹みをグルーで粗だしをしたのですが
まだこの時にはアダプターを2つしか持っていませんでした。
100ミリと300ミリのアダプターです。
300ミリのアダプターは
センチピードのタブ2つ分を一度に引き出すことができます。
ただ
2つのタブを曲げずに一直線につけないと
引っかかって取り付けることができません。
この時は凹みにそってタブをつけたんですが
少しズレるので300ミリのアダプターが入りません。
ですので
100ミリのアダプターで一つ一つのタブを引いていきます。
で、この時に「一つずつより全体を一気に引きたいな」と思いました。
見ての通り
この時にはセンチピードのフレキシブルしか使ってません。
というかリジットは持っていませんでした。
で、この時にもっと引張強度が強いタブが欲しいなとも思います。
やはり一つずつ引き出すより全体を一気に引き出した方が
凹みも出しやすいしキレイ出せるしで効率もいいと思います。
このリペアを経験して
一気に強く全体を引き出すには
・引張強度の強いセンチピード リジット アイスのセット
・同時にたくさんのタブを引くためのアダプターを増やす
これらを揃える必要があるなと。
で、その後実際に買い揃えていたので
今回のランプハウジングの引き出しにつながりました。
GPR(グループルリペア)の可能性は面白いですね。
以上、ありがとうございました。