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車のピラーとルーフのリペア
このようなピラーとルーフの凹みもグルーが活躍します。
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まずはルーフから
今回グルーでイケそうだなと思いましたので
ライニングを外さずに表からの引きと叩きで完成させました。
損傷がひどすぎるとグルーでは対応できないですが
このくらいでしたら大丈夫です。
もしグルーがなければ
ライニングを外して裏から押し出したと思います。
基本的に部品ってなるべく外したくないんですよね。
外す時に傷をつけるリスクもありますしクリップも壊れます。
その分、脱着工賃や壊れたクリップ代もかかってしまいますし。
だからといってライニングを外さずに
スタッドやハンダで引き出すのもちょっとやりずらいと思うんですよね。
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いつもの「KECO」のタブで引き出していきます。
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「KECO」のタブはいろんな種類がありますので凹みの形状に合わせて引き出すことができます。
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この写真以外にも何回も引いては叩いてを繰り返します。
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こちらはピラー(さっきのルーフとは違う車です)
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「KECO」のタブは
細長いクリース(折り目)タブやら丸いタブやら
しかもサイズの設定がたくさんあります。
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ピラーの鈑金は裏からのアクセスはできませんので
グルーがなければスタッドかハンダで引き出します。
その場合は
スタッドにしろハンダにしろ、しっかりと養生します。
スタッドは火花が飛ぶ可能性もありますし
アースを取らなければならないので配線がボディに当たらないようにしなければなりません。
ハンダは溶着させて引き出しますが
引き出し後の残ったハンダを削り取るので
鉄粉より柔らかいとはいえガラスやボディにつけたくないですよね。
グルーで考えられるのは
引き出した時にタブがとっぱずれるとかでしょうか。
でもスライドハンマーを使うにせよ
リフターを使うにせよ
タブが外れないように指でささえたりすれば大丈夫です。
今回のように
高い位置(ルーフやピラーなど)のリペアは
スタッドやハンダよりグルーがやりやすいです。
グルーで完結できないような凹みでも
粗だしで使うことで凹みを一気に小さくすることができ
そのあとのスタッドでの仕上げも楽で
トータルのスピードが上がると思います。
以上、ありがとうございました。