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未経験であっても最良の一歩を踏み出せる環境に

こんにちは。ジーピーオンライン広報チームです。創業20周年を記念し、「感謝」をテーマに社員の声をお届けするインタビューシリーズの第6弾。今回は、ディレクターのウエマツとフジクラに登場していただき、当社のメンター制度についてお話を聞きました。業界で豊富なキャリアを持つウエマツは、全くの異業種から転職してきた入社2年目のフジクラにどのようなサポートをおこない、成長を後押ししてきたのでしょうか。

Profile.
ディレクター / ウエマツ
Web制作会社でディレクター職などを経験した後に当社へ入社。ディレクション業務や特定クライアントのプロデュース業務を担当する傍らでディレクター職の教育業務も並行しておこなっている。業界での豊富な経験と深い知識に加え、笑顔を絶やさない明るい性格がトレードマーク。

ディレクター / フジクラ
ホテル業界から当社に入社。全くの未経験から着実に仕事を覚え、今ではお客さまの窓口として案件を担当することも。趣味は、ディズニー。たくさんのディズニー関連グッズで自宅を埋め尽くすほどの熱狂ぶりで、いつかは「東京ディズニーランド」の仕事を手掛けるのが夢だという。

オープンな社風が入社の決め手に

―――まずは、入社の経緯についてお話をお聞かせいただけますか?

ウエマツ:新卒で販売職を経験した後に、代理店の仕事をメインに扱うWeb制作会社に転職したのがディレクター職のスタートですね。

フジクラ:一時、Web業界から離れた時期もあったんですよね?

ウエマツ:そうそう。まだ子どもが小さかったので、ワークライフバランスを考えて、別の業界で働いていたこともあります。ようやく、子どもから手が離れるようになったのでWeb業界に戻ろうと思い、当社に入社したんですよ。

フジクラ:入社を決めた理由は何だったのですか?

ウエマツ:ひとつは、以前に勤めていた会社は少数精鋭だったので、ディレクターがたくさん在籍し、刺激がありそうな環境で働くことに関心を持っていました。また、分業制で得意を活かせる環境が良いなと思ったんです。

―――フジクラさんは、まったく別の業界から入社されたんですよね?

フジクラ:そうなんです。ホテルで総合職として全国の拠点をまわるはずだったのですが……業務内容が想像以上にハードだったので、働き方を変えるために転職をしたいと思いました。

ウエマツ:どうして、Web業界だったの?

フジクラ:Web業界に絞っていたわけではなくて、何かしらモノづくりに携わりたいと考えていました。漠然とした理由なのですが、裏で物事を動かしていく仕事が面白そうだなという気持ちでしたね(笑)。

ウエマツ:じゃあ、色々な業界を受けたんですね。

フジクラ:はい。イベント制作会社など色々と受けましたが、Web系は当社だけでした。

―――何が入社の決め手になったのですか?

フジクラ:いちばんは労働環境の良さでしょうか。ウエマツさんがおっしゃるように、適切な業務量が割り振られるので、過剰な勤務にならないように調整してくれるところが決め手になりました。あと、面接で残業時間や勤務スタイルについて色々と細かく質問したことに、オープンに答えてくださったんです。それも好印象でしたね。

ウエマツ:そうそう。私もそれは感じました。「今の平均的な残業時間は、これくらいです」とハッキリと教えてくれまして、そんな包み隠さないところが良かったですね。あと、面接をしてくださった社長の豊永さんと社員との関係性も良いなと思ったんです。

フジクラ:どんな感じだったのですか?

ウエマツ:変な言い方ですが、社長らしくない雰囲気というか(笑)。社員とフラットな雰囲気でお話をされている姿を見て、「上の立場の人にもちゃんと意見を言える会社なんだな」と思いました。その印象は入社後も変わっていませんね。

―――なるほど。フジクラさんは、まったくの異業種だった業界に入る不安などは無かったのですか?

フジクラ:めちゃくちゃありましたよ(笑)。入社当初は、業界用語や社内用語などを理解できずに「これは、どういう意味だろう」と迷うことばかりで。しかも、コロナの影響で在宅勤務になってしまったので余計に不安な気持ちになりました。

ウエマツ:でも、フジクラさんはすぐに周囲の人とうまくコミュニケーションをとりながら打ち解けていったような印象がありますよ。誠実でマジメそうだったので、「ちゃんと仕事に取り組んでくれそうだ」と期待していました。

フジクラ:ありがとうございます。ウエマツさんと同じ班ということもあり、ミーティングで色々と相談できる機会があったので、割合すぐに不安は解消することができました。みなさん何かと親切にしてくださる方々ばかりなので本当に助かりましたね。

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考える余地を残したサポートで成長を後押し

―――当社に入社をされて仕事に取り組む中で、ギャップを感じることはありませんでしたか?

ウエマツ:仕事の中身については、それほど大きな違いは無かったのでギャップはありませんでしたね。フジクラさんはどう?

フジクラ:私は大いにありましたね(笑)。業務でわからないことに直面すると、インターネットで検索し解説を読むのですが、その解説の中でまたわからない単語が出てきてしまうんです。そのため、知りたい結果までうまく辿り着かないという状況があり、「これほどWeb制作は専門知識が必要なんだ」と悩んだ時期もあります。逆に、当初抱いていたイメージ通りのことで言えば、みなさん穏やかな方が多いですし、業務内容も個々のレベルに合わせて割り振ってくれるので働きやすいという印象でした。

―――別の業界から入社されると何かとギャップを感じますよね。そうした、悩む時期から切り抜けていく上でメンター制度は役立ちましたか?

フジクラ:そうですね。もともと、班のみなさんで互いに支え合おうという雰囲気があるので私も気兼ねなく何でも質問していました。また、ウエマツさんが正式にメンターになってくださってからは、より幅広い相談をする機会が増えたように思います。

―――どのようなことを相談されるのですか?

フジクラ:業務そのものに関することはもちろんですが、それ以外の社会人としての対応の仕方について教えていただく機会も多いですね。例えば、メールの文章ひとつとっても「本当にこれで相手に伝わるのだろうか」と疑問を感じれば、すぐに相談します。お客さまとのコミュニケーションのとり方についてもそうです。

―――専門知識も入ってくるので、なかなか最初はわからないことも多いですよね。ウエマツさんは指導する上で何か大切にしていることはあるのですか?

ウエマツ:ディレクターという業務は前例の無い答えの道筋を作っていく役割だと思っています。だから、1から10まで全てをサポートするのではなくて、ちゃんと考える余地を残そうと気を付けていますよ。

フジクラ:確かにそうですよね。「答えは、これです」と断言するのではなくて、「ぼくならこうするかな。他には、こういう方法もあるね」と、いくつかの選択肢を用意していただいて、その中から最適な方法を自分で選ぶパターンが多いと思います。

ウエマツ:私と他の人とでは答えが違ってくると思うんです。色々な人と仕事をする役割なので、幅広い選択肢の中から自分の意見をプラスして答えを出してほしいという思いがあるんです。

―――自分で答えを見つけた方が、より学習できますよね。フジクラさんは、そうした教えの中で、なにか印象に残っている言葉などはありますか?

フジクラ:いちばんは、「どこをゴールとするか」という言葉です。ある時、何十ページにも渡る修正を確認していた時に、あまりにも時間が掛かってしまうので相談したところ、そうアドバイスをいただきました。そのゴールイメージを持っていなければ、際限なく確認し続けることになってしまう。しっかりと自分の中でゴールを確立することで、効率も向上しますし目的を達成するために最適な方法も明確になるはずです。その言葉は、他の業務においても大きな指針になっています。

―――そうした指導をする中で、フジクラさんのどこが成長したと感じますか?

ウエマツ:偉そうに言うわけではないんですが、日に日に成長を感じますね。今では、先輩たちのサポートをするという意識ではなくて、自分がメインを担当するつもりで案件に取り組んでいるのもすごいと思いますね。

―――フジクラさんご自身としては、どうですか?

フジクラ:まだまだ成長しなければいけないところがたくさんあるので……。ただ、その日やるべきことで、どこまで達成すれば良いのかというラインが見えるようになってきました。入社当初を振り返れば、それは成長かなと感じます。

ウエマツ:私自身も色々と意見を伝えながら、発見も多いんですよ。アドバイスをしながら、自分の意見を客観的に見つめる良い機会になっていますね。

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教育に注力し新たな魅力を築き上げたい

―――今後、お二人で成し遂げたいと思っていることはありますか?

ウエマツ:このメンター制度に関わった経験から、やはり教育は重要だと感じるようになりました。その気持ちもあって、今はディレクター職の新入社員向けの教育に力を注いでいるんです。

―――それは、どういう内容なのですか?

ウエマツ:これまで未経験者に対する教育は、ディレクターそれぞれの裁量に任せている分が多かったのですが、それを均一化しようという取り組みです。具体的には、マニュアルを作成してそれに沿って指導をすることで、ムラのない教育をおこなうつもりです。未経験の人でも効率的に、かつ知識の偏りを無くし一人前のディレクターに成長できるような取り組みですね。フジクラさんにも協力してもらっているんですよ。

フジクラ:はい。マニュアルの内容をチェックする役割を担当しています。新人の方といちばん近い立場にいるので、業界経験がなくても理解できる表現かどうかなどを確認してフィードバックしています。

ウエマツ:そうなんです。どうしてもキャリアを重ねると、当たり前のように使っている用語や知識が増えてくるので、未経験の方にとっては難しいマニュアルになってしまいます。そこをフジクラさんに確認してもらっているんです。

―――マニュアルを使用することで、効率よく学びを深められそうですね!

ウエマツ:指導を担当する立場の人にとっても良いですし、全体のスキルの底上げにもつながると思うんです。すると、メンターの指導工数の削減やメンティの成長速度が加速することで、時間に余裕が生まれ、それぞれが新たなスキルを身に付けられるはずです。例えば、ディレクション業務にプラスしてSEOやマーケティングに関するスキルを高められるかもしれません。それが当社にとって新たな魅力を築くきっかけになればいいなと。

フジクラ:私もそう思います。新しいスキルを身に付けることで新規のサービスが生まれ、これまでご一緒する機会が少なかった企業さまとのお仕事も創出できるなど、良い効果を生み出しそうですよね。

ウエマツ:そうそう。そのサービスを使いたいというお客さまからご依頼も来るかもしれないですよね。だから、教育に力を注いで全体のスキルを高めていくことで、仕事の幅が格段に広がっていくと思いますね。

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―――専門知識を持った社員が増えることで、挑戦できる領域が増えそうですね。では最後に、当社が20周年を迎えた感想をお伺いできますか?

ウエマツ:私はまだ入社3年目なので、率直に20周年はすごいと思いますね。ディレクターという立場から考えると、私達だけでは案件を完了させられないので、制作に関わる社内外のスタッフと共に、お客さまの支えがあってこそ、この歴史を積み重ねられたのだと思います。

フジクラ:私もそうですね。個人的な思いで言いますと、これまで充実しながら仕事に向き合うことができたのは、ウエマツさんや周囲の先輩のみなさんのおかげです。この環境の中で、お客さまの悩みに寄り添って課題を解決できるディレクターになっていきたいですね。そのチカラが、当社をさらに成長させられたら何よりです。

ウエマツ:そのためにも、メンター制度をはじめ、教育機会を拡充しながら、新入社員のスタートをこれまで以上にサポートできるようにがんばっていきましょう!

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