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お客さまとの出会いを糧に、さらなる飛躍をめざす

こんにちは。ジーピーオンライン広報チームです。
創業20周年を迎えたことを記念し、「感謝」をテーマにさまざまなメッセージをお届けする社員インタビューシリーズの第2弾。今回は、創業中期の2013年に入社し、まだまだベンチャー企業の雰囲気が色濃く残っていた時代から、多くのお客さまとの出会いによって組織として着実に成長を重ねていくその過程を間近で見続けてきたプロデューサー、ナダカミのインタビューをご紹介します。

Profile.
プロデューサー / ナダカミ 32歳
大手電機メーカーのSE職を経験後、当社に転職。Webディレクターとして数々の案件を担当しながら、現在はプロデューサー職を担当。当社の中では、創業中期頃まで残っていた“ベンチャーっぽいフレンドリーさ”を知る社員のひとり。趣味は音楽で、有給休暇をとって毎年ロックフェスティバルに参加する熱の入れよう。

最後までやり切る力を引き出す社風

―――ナダカミさんは、もともと映画や音楽などに関心があったということですが、なぜジーピーオンラインに入社を決めたのですか?

ナダカミ:華やかな世界に関心がありまして、就職活動の時には色々な進路を模索していましたが、うまくその思いを叶える企業に出会えませんでした。
一時は、学生時代に情報系の学部で学んだ経験を活かそうと、電機メーカーでシステムエンジニアとして就職しましたが、どうしてもその思いを捨てきれずに転職活動を開始しました。テレビなどで目にする商品や企業の広告制作を行っていた当社を見つけた時に、「こっちの世界も華やかそうだな」という思いになり面接を受けることになったんです。どちらかと言えば、不純な動機かもしれませんね(笑)。

―――面接での印象を覚えていますか?

ナダカミ:はっきり覚えていますよ。代表の豊永が面接担当だったのですが、私が描いていた社長像とはまったく異なる人でした。業務内容をざっと説明した後は、世間話や趣味の話などざっくばらんな他愛のない話ばかり。ただ、前職と比べた時にこの砕けた感じがとても好印象に映りました。「ここなら、自由に好きな仕事をできるかもしれない」と思い、転職を決めました。

―――転職後、前職との業務の違いで最も感じたことは何でしたか?

ナダカミ:SE職の場合、システム上の不具合を見つけるためにデータを振り返りながら確認していく緻密さが求められます。一方で、Webディレクターの場合は、緻密や丁寧さはもちろんですが、もっと対応力の広さが重要なのかなと思いましたね。例えば、入社して早々にとある企業の採用サイトを担当することになったのですが、それがとても象徴的でした。お客さまから「何でも提案してください」って言われたんです(笑)。

―――「何でも」と言われると、逆に困らなかったのですか?

ナダカミ:いえいえ、嬉しかったですよ。SE職も立派なクリエイティブな仕事だと思うのですが、ゼロからデザインやシステムを立ち上げていく仕事はとても刺激的でした。ほぼ同じ時期に入社した同僚と何度も話し合いを重ねながら、トップページに3Dを使ったデザインを提案するなど、考えつくだけのアイデアを詰め込みました。結果的に、予算オーバーな部分もあってプロデューサーという今の立場から見るとダメなのですが……(笑)。当時の先輩は、「おっ、いいやん!」と応援してくれて、この仕事の面白さに触れられました。

―――若手社員が取り組む仕事を応援してくれるのは、ジーピーオンラインっぽいエピソードですね。

ナダカミ:今から振り返るとそう思いますね。他の会社なら少しずつ仕事を覚えながらディレクターになっていくのだと思います。当社の場合は、早くからそういう経験を積むことができるので、大変なことがある反面、仕事の面白さを実感できるんですよね。その魅力を知ると、どんどん成果を出そうと全力で仕事に向き合える。それが、当社の社風なのかもしれません。


高め合うことが成長の糧となる

―――仕事の中には面白さだけではなく、大変な部分もあったと思うのですが?

ナダカミ:そうですね。全てがうまくいく訳ではなくて、制作工程や予算管理、成果物そのものの評価についても色々な経験をしました。デザインひとつとっても、私たちが考え抜いたものを「これじゃダメですね」の一言で突き返されたこともあります。当然、人間なので落ち込むこともあり、もうこのお客さまからご相談いただけないのかなと思っていると、「次回、期待してますよ!」と温かい言葉をいただくことも度々あり、もっとスキルを高めたいと思いました。

―――具体的にスキルを高めるために、どんなことに取り組まれたのですか?

ナダカミ:急にスキルが高まるコツやテクニックがある訳ではなく、日々の積み重ねだと思っています。この世界に入って色々なクリエイターの方々と出会い実感したのは、常に意識して生活しているということです。美しいものやかわいいもの、かっこいいものにアンテナを張って、色々な情報にアクセスする。その情報をもとに、私たちが思ってもいなかった視点から指摘が入ることも多くありました。その経験から多くを学び、私自身の視点もどんどん広がり、多様な方向性からご提案するスキルを磨いていきました。

―――ナダカミさんが成長を重ねると同時に、会社自体に何か変化はありましたか?

ナダカミ:それは大いにありましたよ。私が入社した頃は、まだまだベンチャー企業としての雰囲気が残っている時代だったので、抱えている案件をこなすだけで手一杯の状態。終電間際に慌てて電車に乗り込むようなことも日常茶飯事でした。また、そうした環境もひとつの原因だと思うのですが、人の出入りが激しく、印象としては毎月1人が辞めてまた新しい人が入って来るような感じでしたね。

―――今と比べると、あまり考えられない状況ですよね?

ナダカミ:そうなんですよ。周囲の方々が私と同じように苦労を経験して、少しずつ知見を積み重ねていく中で変わったと思うんです。その結果、今までは相談があると「一生懸命やります!」と返答していたことを、正確なスケジュールやお見積などについても深く考えてから仕事に取り組めるようになりました。例えば、これまで一週間ほど掛かっていた作業が経験の積み重ねにより効率が高まり、その分、別の提案を盛り込めるといったスキルが身に付きました。
また、お見積りをご提案する際にも成果物に見合ったチェックポイントや制作項目を加えられるようになり、適正な費用を提出する視点も養われたと思います。そうした知見を積み重ねていくことで、労働環境が徐々に変化していきましたね。

―――それを象徴する出来事の一つが、当社の移転でしょうか?

ナダカミ:そうかもしれませんね。移転する数年ほど前から、社長が「今年は、引っ越しするよ」と口癖のように言っていたので、いよいよ当社も組織として安定してきたのかなと思い嬉しかったのを覚えています。みんなとワイワイ仕事に励む雰囲気があった以前のオフィスも好きだったのですが、どうしても社員の人数が増えてくると不便を感じるようになっていました。社内に酸素量を計測する機器を設置していて酸素濃度が低下してくると、みんなで窓を開けるのですが……なかなかそんな経験をしたWebディレクターはいないでしょうね(笑)。

―――そんな時代もあったのですね……(笑)。

ナダカミ:本当に小さなことですが、オフィスが入っているビルの下にコンビニがあるのは感激しました。「やっと、コンビニが入っているようなビルで働けるんだ」と(笑)。

―――移転してから当社の雰囲気はどう変わりましたか?

ナダカミ:正直、雰囲気にあまり変化は無いと思うんです。自由に仕事ができるというか、若手の仕事を応援する風土は今も確実に残っています。さきほど言ったような、仕事の効率性や案件ごとの厚みを出せるようになったことで、労働環境だけが向上したイメージでしょうか。社長自身があまり、働き方や仕事の取り組み方について「こうあるべきだ!」という強い指針を示すタイプではないことも、そうした当社の社風が残っている理由の一つでしょうね。

出会いによって磨かれる、当社独自の“イズム”

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―――今後、当社にどのような魅力が加われば、より飛躍できると思いますか?

ナダカミ:細かい部分で言うと、デザイン面などクリエイティブな魅力だと思っています。今よりもっと高いレベルで勝負ができるデザイナーが増えれば、もっと幅広いお客さまと出会えるはずです。その部分は常に意識して仕事に取り組むようにしています。あとは、やはり人としての魅力ですね。

―――社員の人間力を高めるということですか?

ナダカミ:はい。お客さまから頻繁に「どの担当者も良い意味でジーピーオンラインさんっぽい人たちですね」と言われるんです。今まで8年間、在籍してきて一番思うのは人としてみんなやりやすい人ばかりだということです。会社でよく聞く、足の引っ張り合いや一人が独走してガツガツしている感じはまったくない。この仕事はチームプレーだとみんなが自然と認識しているその協調性が、お客さまから良い印象に受け取っていただけていると思うんです。

―――確かにみなさん仲良しですし、協調性が高いと思います。新しく入社してくる人もそういう印象ですよね?

ナダカミ:社長に聞くと人柄重視ということなので、そういう特徴の人を優先的に採用しているのかもしれないですね。とはいえ、人の良さだけでお客さまのご要望を適えるのは難しいのが現実です。そこで、今後はディレクターやプロデューサー職を育成していく教育にも力を注ぐつもりです。

―――社員の教育機会を作るということですか?

ナダカミ:今までは、仕事をしながら自然と身に付けてもらおうというスタイルだったのですが、これだけ社員が増えると行き届かない面がどうしても出てくると思うんです。そこで、しっかりと教育できる時間を設けて制作上のスキルを教育していく取り組みを進めています。そこで、優れた社員を育成することが当社のさらなる成長していく力になるはずです。

―――社員全体のスキルアップを目指そうということですね。では最後に、20周年を迎えられた思いをお聞かせいただけますか?

ナダカミ:私自身、同僚や先輩から受けたアドバイスだけではなく、お客さまとの出会いによって仕事のモチベーションを高め、スキルを向上させようという思いを磨くことができました。今後も、お客さまから褒められることもお叱りを受けることもあるとは思うのですが、その全てを受け止めて期待を超える仕事でお返ししたいという気持ちです。これからもたくさんの感謝の言葉をお客さまからいただけるようにがんばっていきたいですね。

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