Family Medicine Approach to Non-Communicable Disease
Term 4はnon-communicable disease (NCD)がテーマだ。世界の7割の死亡はNCDに関連していると言われており、非常に大きなテーマである。
このモジュールの内容は以下のようになっていた。
1. Social determinants of disease: a family medicine approach
2. Hypertension and cardiovascular diseases 1
3. Hypertension and cardiovascular diseases 2
4. A family medicine approach to lung disease 1
5. A family medicine approach to lung disease 2
6. Healthy lifestyles for better outcomes
7. Metabolic disease 1
8. Metabolic disease 2
9. Broadening the scope of NCDs
10. Review
タイトルにその一部が現れているが、NCDsに関わっていくには、本人の生活に関わっていく必要がある。なぜなら、健康なライフスタイルがNCDsを予防することに繋がるだ。しかし、話はそう単純ではない。いわゆる健康の社会的決定要因(social determinants of health: SDH)がここに根深く関わってくる。例えば、教育、幼少期の環境、経済状況、家屋環境などである。健康的なライフスタイルをとろうとしても、とれない人がいる。では、そこにどのように関わっていくべきか。単純な答えはないが、何を考え、どこに働きかけていくのか、こうしたことを考え抜くモジュールであった。
Assignmentは、①地域におけるSDHに着目し、家庭医療のプリンシプルを踏まえてこれに対するアクションプランを述べよ、②過去のNCDへの事例について振り返り、家庭医療のプリンシプルを踏まえて考察し、より広い視点で地域の疾病負荷を減らすために必要なとりくみについて述べよ、といったものだった。ここのあたりにくると、だいぶ家庭医療のプリンシプルに沿った考え方が習慣づけられてきた感じがするが、やはり「より広い視点で地域の中で何ができるか」という点は、現実的に可能なことを書く必要もあるため、かなり想像力が必要なお題であるように感じた。
1個目のassignmentではあまりうまく書くことができなかった。分析が足りなかったらしい。2個目のassignmentに対してはraterのコメントの改善点として、こんなことが書かれていた。
"Broader application in the community and country. The candidate is clearly a top-notch family doctor who has the potential to be influential at local regional and national level. This was not as well expressed in the text as could have been the case."
夢を語るのは自由だ。しかし、広い視点をもちつつ現実的であるって、難しい。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?