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どこまでOKにしたらいい? ~こどものスマホとの付き合い方〜イベントレポート

グロービス・ワーキングペアレンツ・クラブ(GPC)幹事の大池牧子(2019期オンライン)です。

10月1日(金)に実施した ~どこまでOKにしたらいい? ~こどものスマホとの付き合い方~読書会&ノウハウ共有~ のイベントレポートをお届けします。

今回は、50万部越えのベストセラー「スマホ脳」(新潮社・アンデシュ・ハンセン)の読書会に加え、本で得た知見を元に、子供のスマホとの付き合い方についてディスカッションと我が家のルールの共有しあうという流れで開催をいたしました。

私たちは脳をスマホにハッキングされている?!

まずは、スマホ脳の読書会。
GPC幹事メンバーに加え、2021期の朴さんのご協力のもと、幹事メンバーで要約した内容をリレー形式で発表しました。


人類の歴史を1万個の点と考えると、スマホのある生活はたったの1つ。人類はスマホなしで作られている身体であるということを前提に話は進められます。

スマホが脳をどのようにハッキングしているのか。
ストレスや不安とスマホは相関性があるというデータ。
スマホが寝室にあるだけで睡眠が妨げられている。
記憶をスマホに頼ることで、記憶力が脳にとって不要な能力となりその結果知能が低下するなど、
スマホの我々の脳への影響が決して良くないものであるのをまざまざと感じたのでした。

次に、スマホの子どもの脳への影響がデータをもとに提示され、子どもは衝動を抑える脳の機能が未発達で、見る時間をコントロールできないこと、スマホを長時間使っている子どもほど、幸せではないと答えているというアンケートも紹介されました。

最後に以下のTIPSをご紹介
・集中したいときはスマホを隣の部屋に
・スマホの表示をモノクロに
・どんな運動でも脳に良いので週2時間運動をする

チャットには、
・今日からスマホを寝室に持ち込むのはやめよう
・スマホを早速モノクロにした
など決意の声が続々と流れました。

はじめのルールづくりが肝心

スマホ脳の要約共有の後は、ブレイクアウトセッションに分かれて、ディスカッション。
お子様の年齢も乳児、幼児、小学生、中学生と様々な仲間で意見を交換しました。

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スマホ脳から得た学びとしては、
・理論的にどういうことなのかしれてよかった
・自分にとっても参考になった
・どういう理屈でスマホと離れられないのかがわかった
という感想が挙げられました。


そして、話題は悩みのタネである、子どものスマホルールへ

保育園や幼児教室を運営されている方のお話。
ベビーカーに乗りながらスマホを見ながら登園しているお子さんと、
好きなおもちゃや本などを持っているお子さんとでは
ママと離れる時の癇癪度合いが違うそう。
そして、スマホをよく見ているお子さんは、視点も一点集中であるのに対し、
スマホを常日頃見ていないお子さんは、いろんなものを俯瞰して見れる。五感を使って色々触れている傾向にあるという、興味深いお話もいただきました。

また、小学6年生のお子さんがいらっしゃるご家庭では、
ゲームを渡す時に、お父さんと一緒に約束事を決めたという方もいて
実際のルールのスライドを共有していただきました。

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そのほかにも、こんなルールも
・読書1時間したら、40分スイッチしてよい
・子どもがいる前で親はスマホゲーム禁止


そんな中で、私が心に染み入ったのはこの言葉。
親が何かの時に楽をしたくて子どもにスマホを渡しているというのがある。
楽をしないで、一緒に遊んであげる、本を読んであげるなどの努力をすることが重要。

子どもが努力するのだから、親も努力するべきですよね。

そして、共通して出た意見としては、
スマホはある一定の年齢になったら、周りとの関係もあり渡さないわけにはいかない。
そのため、しっかりルールをしっかり決めてから渡すこと。
そして、親もそれを守ること。
スマホ脳にならないよう、親も子どもも、デジタルデトックスの機会や定期的な運動が大切だということでした。

私たちの生活を便利なものにしてくれるスマホ。
節度を持ってうまく活用しつつ
人間の身体の仕組みにあった付き合い方をしたいものですね。

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