音楽の処方箋-褒め言葉は300%増しで
こんにちは、ひであきです。
先日クラブハウスで始まった
『本日の処方箋はこちらになります』というルーム。
免許を剥奪された元ドクターが、相談者の悩みを聞き、
それにぴったりな音楽を処方するルームです。
手術用のメスを置き、代わりにレコード針をレコードの溝に落とします。
本日のお客様は、さあちゃん。
https://twitter.com/saachaaan_n
中学生の頃から
「生きるとは?」
と問うてみたりして哲学するのが好きだったそう。
(かなりイケてますね)
人と比べちゃう。
すぐに人の意見に左右される。
自信がない。
ということにお悩みとのことでした。
彼女はグラレコというスキルを使いこなしています。グラレコとはグラフィックレコーディングの略で、イラストや図、文字を使って話ををまとめる手法。
会議の議論をまとめたり、セミナーの内容をまとめたりと、様々な場面で使えます。
さあちゃんは、やぶなおさんという方のルームで繰り広げられているビジネスコンサルの風景を、リアルタイムにグラレコにまとめてくれていて、その出来の素晴らしさに僕は毎度感動していていました。
僕はMacbookでメモを取っているんだけど、後でそのメモを見返すのも一苦労。当然文字の羅列で面白みもNothing。でもさあちゃんはグラレコ一枚にイラスト付きできれいにまとめてくれています。
もうこれでいいや。
いや、これがいいや。
と。
僕のノートよりずっと分かりやすいし頭に入ってくる。
このコンサルルームには数十人が視聴していることもあり、このグラレコのまとめがあると本当に助かるのです。僕以外にも感謝の言葉も多数寄せられています。
でもさあちゃん、自分ではあまり凄いことだと思っていないご様子。
また、さあちゃんは過去に上海に行き、現地の日本人学校で駐在している日本人の子供に勉強を教えていた経験もあるそうです。
え?何その経験?
普通にすごくない?
と思うのですが、本人はそう思っていないご様子。
友達がワーホリで行っていてキラキラして見えた。
海外に行けば何か変わるんじゃないか?
と思ったけど変わるわけもなく。。。
とのことでした。
他人から見たら、面白い経験をしているし、凄いスキルを持っているのに、本人が自分の価値に気付いていない。
こういうことはよくありますね。
僕が最近意識していることは、
「褒め言葉は300%増しで受け取る」
です。
ひとは、自分が当たり前にできることを当たり前だと思っています。
でもそんなことはありません。
自分の当たり前は誰かのスペシャルだったりするのです。
誰かから褒められた時、自分では
「いやいや、私なんて全然ですよ」
「もっとすごい人、山ほどいますから」
「外から見えないだけで、ダメなところたくさんあるんですよ」
のように思うことがあるかもしれません。
確かにこれは事実かもしれません。
でも、自分で思っている自分も自分の一部だけど、
他人から見えている自分も同様に自分の一部なのです。
これもまた事実。
だから僕はそれも受け入れようと決めました。
しかも都合よく褒め言葉だけ300%増しで!
でも実際それで良いと思うのです。
周りにいる人が素晴らしい人たちだと思うのであればなおさら。
素晴らしい人たちが「いいね!」って言ってくれてるんだから受け取ればいいじゃないと。むしろ受け取ってあげないとちょっと悲しませるかもしれない。
プレゼント渡したのに、
「え?要らんし!」
って言われたら悲しいじゃないですか(笑)
せめて家には持って帰って欲しい。
褒め言葉を受け取るってこういうことだと思うのです。
自分でどう思うかは別として、
人からの褒め言葉はありがたく受け取ろうと。
そう思っています。
そんな話をしました。
さあちゃんは十分人の役に立つ能力を持っているのに、自分の価値にあまり気付いておらず、もっとちゃんとしなきゃ!と思っている感じがしました。
そんわけで処方箋はこれにしました。
本日の処方箋はこちらになります。
Lou Reed - 『Walk on the Wild Side』
このルーリードの歌い方、いいんですよね。「ワイルドサイドを歩け」っていう割とハードな歌なのに、それを全く感じさせない無責任な感じの歌い方で。歩けっていうより、散歩しよーぜって感じが良い感じ。
もっとちゃんとしなきゃ!
そんな思いに囚われた時は、この曲くらい適当に
トゥートゥトゥ鼻歌歌いながら散歩しよう。
きっとそのくらいがちょうどいい。