「世界IBDデー」リレー掲載初日。難病を抱えながらも「自分らしくはたらく」をもっと当たり前に『IBDとはたらくプロジェクト』を紹介します。
こんにちは。ゼネラルパートナーズ広報室の前山です。
5月19日は「世界IBDデー」。IBDとは、炎症性腸疾患(Inflammatory Bowel Disease)の略で、腸を中心とする消化管粘膜に炎症が生じる疾患です。狭い意味では「潰瘍性大腸炎」と「クローン病」のことを意味します。 国内に潰瘍性大腸炎の患者はおよそ22万人、クローン病の患者はおよそ7万人いるとされ、患者数は年々増加傾向にあります。潰瘍性大腸炎もクローン病も今のところ原因がはっきりとはわかっていない難病で、発症すると再燃と長期間の治療が必要な慢性の病気です。
患者やご家族、支援者が繋がり、IBDの社会的な理解を啓発理する日として、世界IBDデーでは様々なイベントが開催されてきました。今年の世界IBDデーに向けて、本日から3日連続でゼネラルパートナーズが取り組んできたIBD関連のイベントや記事をご紹介します!!
初日の本日は、「IBDとはたらくプロジェクト」についてお伝えします。
難病を抱えながらも「自分らしくはたらく」をもっと当たり前に
2019年5月にヤンセンファーマ株式会社が立ち上げた「IBDとはたらくプロジェクト」。ゼネラルパートナーズも始動時から本プロジェクトへ協力をしています。
■2019年
2019年の世界IBDデーの前日(5月18日)には、本プロジェクトのキックオフとして、IBD患者さんの就労をテーマとしたトーク・イベント『「自分らしくはたらく」を考える』を開催しました。ゲストトークとしてIBD当事者で脚本家の北川悦吏子さんが登壇。ゼネラルパートナーズが運営する就労移行支援事業所「atGPジョブトレベネファイ(現:atGPジョブトレ難病コース)」施設長の藤大介(当時)も、トークセッションの中で、「就労支援のプロが語る、“したいことを続ける”ためのセルフマネジメント術」をテーマにお話ししました。
2019年12月には、人事や経営者向けにセミナー「『”病”と仕事の両立支援』にどう取り組むか?」を開催。
先進企業の事例や働き盛り世代の患者さんが多い難病IBDを事例に、導入しやすい「“病”と仕事の両立支援」のヒントについて、さまざまな視点から議論されました。
■2020年
2020年9月のオンライントークLIVEでは、障害のある方の就職動向予想やIBDの患者さんが就活前に準備しておくべきこと、対策のポイントについてお話ししました。
■2021年
ヤンセンさんは、病気があっても自分らしくはたらくことができる世の中の実現を目指して、「ワークシックバランス」という考え方を発信。ゼネラルパートナーズも協力企業として名前を掲載いただきました。
ゼネラルパートナーズは、ヤンセンファーマの「難病を抱えながらも『自分らしくはたらく』ことをもっと当たり前にすることで、IBDという難病と共にある患者さんの長い人生をより豊かにするお手伝いに尽力していく」といった想いに賛同し、「IBDとはたらくプロジェクト」を多くの方に認知してもらい、難病者も働きやすい社会になるよう働きかけていきます。