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日々を綴る(25)5月13日

雨なのに寒さを感じなくて季節が進んでいることを実感する朝。雨に打たれながら自転車で職場へ向かう、悪くない。打ち合わせが続くものの頭がなかなか追いつかなかった。画面越しでは意識が散漫になりがち。そうも言っていられず、しっかり集中しなくてはいけないことだらけなので少し焦る。

「あれは自信のなさの裏返し」という言葉を咀嚼し続けている。
幼い頃の思いどおりにいかないことだらけだった靄のかかった記憶なんていっそ手放せたらいいのにと、基本的にはそう思っているけれど、それが却ってプラスに作用していると感じることが増えた。誰から見ても一目瞭然であるような強さは実は脆さが隣り合わせで存在していて、一見するとわからないような強さの方が真に強いのかもしれない。それならあの経験もきっと無駄ではなかったのだろう。もちろん、戻りたいなんて1mmも思わないけれど。


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