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日々を綴る(36)5月29~30日

5月29日
名付けることの重みと難しさと嬉しさが頭の中を駆けまわる。まだまだ実感はないけれど、とてもよい名前であることは間違いない。このまま滞りなく誕生できるように願うばかり。
自分の名前には大した意味はないと言われた曖昧な記憶。今となっては悲しさは微塵も感じない。その代わりに、名前を呼ばれるのは嬉しいし、自分ももっともっと人のことを名前で呼びたいなと思った。

5月30日
対象が何であれ、気付いたら中立的な場所に立ってしまっている。好きか嫌いかという個の感性とはまた別の軸。どんな可能性だってゼロにはなりえないと思うから、強く断言するのは苦手だ。
中途半端にしかなれない自分だからこそ成り立っているものが何かひとつはあるはすだと、信じたい。
少しだけ味覚が戻ってきている。コーヒーの味はまだあまりわからない。


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