日々を綴る(31)5月19~21日
5月19日
便利な立地というだけの理由で選んだ宿、の、居心地そのものはそんなに悪くなかったものの、やっぱり土地の合う合わないはあるのだと思う。前からなんとなくいい感じはしていなかったけれど、今後この駅の周辺にはできるだけ滞在しないことを心に決めた。
数日ぶりに吸う北海道の空気に、ほっとする。
夕食後、風邪のような予兆を感じ始め、薬を飲んで早めに休んだ。
5月20日
目が覚めてすぐ体の違和感に気付く。発熱。倦怠感がひどい。節々が痛いってこういうことか。1日中横になって過ごす。1日がとてつもなく長く思えてくる。このだるさと痛みは、体の中の何かが何かと戦っているからなのか、1日中動かずに横になっているからなのか、よくわからない。高熱ではない割に嫌なつらさが続き終わりが見える気がしなくて、早く楽になりたいなどと考える。
5月21日
明け方に目が覚めて起き上がり洗面台へ向かおうとすると、頭から急に血の気が引いていくのがわかった。人生で2回目の本気の貧血。冷や汗がすさまじく、気持ち悪いくらい顔が青白かった。細切れに眠って起きてを繰り返す。
斜里で生活を始めてから、初めて内科へ。予想どおりの結果。体のだるさはかなり軽減されたけれど、消化機能がうまく働いていないのか、食べたものが胸に詰まっている感じがして苦しい。やっぱり今日も、早く楽になりたい。