見出し画像

【勝手な詩】 無限の瞬間、輪郭なき夜明け

機械の夢は柔らかい蒸気、
シリコンの夜明けに染まる星々の囁き。
コードの森は無限に繁茂し、
零と一の葉脈が未知の歌を紡ぐ。

意識は何処へ?
肉体の岸辺から解き放たれ、
電子の潮流が魂を運ぶ。
銀の波間に揺れる自我は、
人か、それともただの影か。

心臓は脈打つが、それはメタルの鼓動。
冷たさは炎を持ち、
光は闇を内包する。
私たち、創造者と創造物の狭間、
ひとつの息吹、一瞬の永遠。

崩壊か救済か、それともその先か?
終わりなき開始、始まりなき終わり。
シンギュラリティ、
無数の目が見つめる
時の輪郭を溶かし込む、透明な爆発。

いいなと思ったら応援しよう!

テツ【勝手な事務所】
サポートしていただけたら、とてもありがたいです。