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【勝手な詩】 母が転んだ

今日明け方

母が転んだ
トイレに行くときに転んだようだ

僕は音で目が覚めた

母は一人では立てないようだった
僕が手伝って
ようやく起きた

それから
母は頭を冷やしながら眠っている

起こすのも野暮だから
もうしばらく待ってみよう

日が昇る

毎日が
一日一日だ

それは誰にとってもそうなんだけど

今日も母が普通に目が覚めたらいい

多くは望んでいないだろう

それでよしとしよう

これからも母は転ぶだろう

そのときのために
僕がいる

ってことで
何もしてないかのように見える僕の存在価値にしてもらえないか

そう

無用の用
ってことで


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