【乱歌57577】 「あくび」 10首
1
眠る間に
こぼれるあくび
静かな夜
月の光が
肩を撫でてる
______
2
あくびして
誰かが笑う
その瞬間
広がる空気
和む時間が
______
3
朝焼けに
隠しきれない
大きな声
あくびひとつで
始まる一日
______
4
あくびする
隣の君に
つられたよ
平和な日々が
ここに流れる
______
5
遠い空
見つめる瞳
閉じかけて
あくびの間に
夢が覗いて
______
6
寒い夜
湯たんぽ抱えて
あくびする
暖かさには
勝てない眠気
______
7
会議中
あくびを噛んで
飲み込んだ
静かな空気が
少し揺れてる
______
8
あくびして
ゆるんだ顔に
子猫寄る
ぬくもりだけが
包む午後かな
______
9
あくびして
窓越しの風
見つめれば
冬の気配が
そっと忍び寄る
______
10
あくびする
時が止まった
一瞬に
静寂広がり
夢が目覚める
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