何にもない何にもない

月曜日の午前中が　終わりそうだ
忙しくない　僕のテーマ
誰にも理解されない　僕のテーマ
働いている人は　エラい
僕は　やれ　と言われたことをできずに　ここまでやってきた
無能なのである　努力ができないのである
真っ直ぐ過ぎるから　と言われたこともある

昔のドラマを観て　景気の良かった頃に　ハッピーエンドじゃない結末もあったことを　思い出す

近くの中学校は　運動会の練習
僕も　走っていた　時期があった
あくまでも　過去は　過去

もう　がんばれないよ　全然　がんばれない
がんばれる絶対量は　決まっているんじゃないか
もう　ファイターには戻れない

行き交う　人　クルマ
うしろめたいから　まだ部屋にいよう
梅雨は中休みで　天気痛を呼ぶ

正直言うと　あの頃は良かった
僕はおじさんになった　おじいさんかもしれない

バテるから　冷たい水を飲んで　さらにバテるような感覚に陥る
がんばれない　がんばれない
衰弱していく　衰弱して死んでいく僕を想像する
その後の世界も　きっと普通に流れていくんだろう

今　楽しんでは　いけないかい
今　楽しては　いけないかい

僕は　ただ東を向いて座り　小高い丘を見る